ミニキャブバンのBGFKさんが投稿したカスタム事例
2025年04月20日 11時23分
おはようございます
車を入れ替えてミニキャブ試聴
3連スコーカーのエンクロ補強と、
別体チャンデバ化と合わせてカットオフの見直し
(正確にはちゃんと減衰する数値への入れ替え)
での結果評価の途中
手ごたえとしては昨日も言ったけど過去最高
まだポテンシャルだけど
いま最大音量を出す部分での各チャンネルのレベル調整
合計6個の可変抵抗が4つのアンプにある
ステレオの定位はそもそも左右の音圧差で構築されているので
車でも左右のレベル独立調整機能は必須だと思うが
製品アンプで2chアンプの左右独立調整があるのは稀だ
なので自分の改造アンプでは左右独立レベル調整は最優先になっている
特に車では運転席側のスピーカーが近くなるのでそちらの音圧が高くならざるを得ず、そこを少し落とすのは当然だと考えるが
従来のカーオーディオでは、音圧差を無視して
もっぱら距離差🟰位相ズレの問題として扱ってきた
そこに拘る聴き方もあるとは思うが
自分は正直気にならない笑
逆にビシッと揃った音は違和感さえ感じる
ナチュラルではないと
また従来のカーオーディオでは(今でも)車内周波数測定でのフラットが推奨されている
確かに凸凹があるよりフラットの方が望ましいのは当然なのだが
フラットに持っていけばそれが高音質になるのかというと、それは全くの勘違いだ
なぜなら、極論すれば歪んだ音で構成してもフラットにできるし、ノイズまみれでもフラットになる
測定フラットのための調整、たとえばスピーカーの取り付け位置や角度の変更は有効だしそれが本来的なアプローチだが、
(なぜなら車内形状による反射と干渉が凸凹の最大要因だから)
フラットにするためのイコライザー調整は自分は本末転倒だと思ってる
もちろんイコライザー全否定ではないし、最終的なある着地点を狙うためのイコライザー調整はアリだと思うが
フラットにするためのイコライザー調整は、信号レベルで本来の波形に凸凹をつける、つまり歪みを加えて測定フラットにするということになる
測定フラットに調整したのでいい音になったと思ったなら、別の場所で別の音楽を聴いて耳をリセットすべきだと思う
自分の車の音だけ聴いてても堂々巡りにしかならない
少し前から自分はスピーカーの複数並列発を重視している
その理由は
ひとつはスピーカー一個、とくに振動板面積の小さいスコーカーが一個だと、音が伝わる空気量も少なく、音がこじんまりとならざるを得ない
それはいくらサブウーハーで補おうとしてもミッドレンジの空気量は変えようがない
音楽は耳だけでなく、肌でも感じるものだと思うし、自分はそれがないと受け付けない
ヘッドホンで音楽を聴きたいと思わないのもそこだし、
コンサート行って音を身体全体で受け止めることが普通だと、ヘッドホンとか聴きたくもない
そしてなんべんも言ってるけど、生の音の空気を伝わる量は、とてもスピーカーでは実現出来ないほど豊かで、
そこは小口径のスコーカーが一個で構成されている場合、完全にボトルネックになると思ってる
もう一つは、複数並列発のアドバンテージとして、ボイスコイルに発生する逆起電力の影響を同じ音圧を実現させるなら大幅に削減出来、それが中低域の分離感やレスポンスの向上に繋がるという点である
コイルの性質として、交流電流(🟰電圧の変動)にたいして、それに抵抗する力(電圧)が発生する
なのでオーディオの信号経路にコイルが入るのは理論的に音質が劣化する要素になる
自分がパッシブでローパスをやめたのはそこが理由だ
ボイスコイルのあるスピーカーでもそもそもそういうものと隣り合わせなのだが、逆起電力は入力W数に比例するのでユニット一個当たりのW数を下げれば逆起電力もそれだけ小さくすることができる
大きい音を出すなら複数並列だと確信するようになった
ただしTWの複数並列発はうまくいかなかった
TW自体が作りが頑強ではないのとユニットの個体差(インピーダンスの微小な違い)が、ユニットに流れる電流の大小にも直結して、
結果として音が揃わない、壊れる、アンプも壊れる
という結果になった
まあ、既存のカーオーディオとはまったくアプローチの違うことをやって楽しんでいるわけだが笑笑