ロードスターの減衰力・車高調・減衰比に関するカスタム事例
2023年11月06日 00時38分
神奈川でNCロードスターに乗ってます。 ロードスターが好きで、NA8→NB8→NCと乗り継いできました。 まだフルノーマルですが、少しづつ走れる仕様にしていきたいです。 なるべくお金を掛けずに、 ナンバー付きで毎日乗れて、通勤〜サーキットまで気持ちよく走れるクルマを目指したいです。 色んなロードスターのチューニングを見て 参考にしたいです。 【今の仕様】 ホイールAVS その他ノーマル
オートエグゼのサイトの貴島ゼミナールのページを参考にしながら、Myロードスターの減衰力仕様を妄想していきます。
↓引用元
https://www.autoexe.co.jp/kijima/column10.html
上のグラフは横軸ダンパーのストロークスピード、
縦軸に減衰力を表しています。
どのストロークスピードでどれくらい減衰を出すか?という目線で特性を決めて行きます。
ハンドリングに効く領域は、主にストロークスピード0.1m/s以下のゆっくり伸び縮みする領域らしいです。
次に減衰比を考えていきます。
段差を超えた後、車体が上下にバウンスする状態をイメージして下さい。
黄色線(減衰0%)だといつまでもバウンスし続けます。赤線(減衰比100%)だと、バウンスせずに一発で収束します。青線(減衰比50%)だと、1周期振動した後収束します。
つまり減衰が強いとすぐ揺れが収まるという事です。
減衰比100%のときの減衰力を臨海減衰と呼びます。
ちなみに、硬いバネを入れると車体を上下にバウンスさせる力が強くなりますから、より大きな減衰力が必要になります。
臨海減衰(波線)に対して、実際の減衰力(実線)はこんな感じらしいです。
臨海減衰(減衰比100%)に対して、各ダンパーストローク速度でどれくらいの減衰比にせっていしてるか?のグラフです。
低速域は100%に近いくらい減衰を出してて、中高速域にかけて徐々に減衰比を下げて行ってる事がわかります。
ハンドリングに効く低速域はしっかり減衰出して、中高速域はボリュームを抑えている様です。
ではマイNCのフロントの減衰力を考えてみます。
①フロント一輪のダンパーに掛かる1G荷重とバネレートを使って臨海減衰を出す
②各ストロークスピードでの減衰比を設定する
③ 臨海減衰✖️減衰比で出てきた減衰力を
伸び側と縮み側に配分する
の手順でやってみます。
貴島ゼミナールのB仕様の減衰比を参考にして仕様を考えてみます。
ハンドリングに効きそうな微低速域の減衰はグッと上げて…
バウンス振動を抑える領域もある程度効かせて…
ゴツゴツやハーシュに効く中高速域はなるべく抑えて入力を緩和… 的な感じ?
臨海減衰(点線)に対する減衰力のボリューム
伸び側と縮み側に配分
0.3m/s以下の低速域を拡大
同じくリアの臨海減衰と減衰力ボリューム
同じくリアの伸び縮みの減衰力
あくまで妄想の減衰力なので、実現できるかわかりませんが。
こんなに中高速域を寝かせる事ができるのかな…。
オーリンズのDFVみたいな、高速域の減衰をカットできる機構があればできるのかな(謎)