アルトワークスの自滅の刃 さんが投稿したカスタム事例
2019年08月06日 03時19分
大分遅くなってしまいましたがわたし用の坐薬庫(坐薬庫とはなんぞやと思った人は過去の話を読んでくださいね)の電源オフ時の大雑把な温度推移を見てみましょう。これが昼の12時半くらいの庫内温度。車内温度は温度計を設置し忘れてしまったのでアルトの外気温計を使用しました。日陰に駐車してるので極端な差は出ないと思います。
庫内温度は29℃で外気温は36℃です。暑いですが庫内温度は体温よりひくいので坐薬はまだセーフです。
そして16時の庫内温度
さすがに夕方までは厳しかったか。湿度を見ればわかりますが昼はまだ保冷剤が機能していたので低かったのですが16時には保冷剤も完全に溶けきっており高温多湿状態に。
ですが体温で溶ける坐薬はギリギリ守り抜けた感じですね。
ですがこれで安物冷温庫の常時電源オフの時の保冷能力がわかりました。安いクーラーボックスより少し劣った程度の保冷力はありそうです。
まとめると
・方式…ペルチェ素子
・冷却の立ち上がり…まあまあ良い
・冷却温度…外気温に左右される(外気より−15℃)
・保冷力…安いクーラーボックスより劣る
といった感じですかね。
で、インプレして終わり!じゃあつまらない!つまらな過ぎます!そもそもこんな結果大体予想できるじゃないですか!それこそペルチェ素子をウィキペディアで検索すればいいだけの話。何が言いたいかというと、改造します。
もう一度言いますが改造します。
改造と言っても出来る事は限られていますし、それこそ最適解なんて調べればいくらでも答えが出てきます。冷却効率を上げるならこうした方がいいとか持ち運びできるようにするならこうした方がいいとか。極論を言ってしまえば冷却効率を最大限に引き出すなら固定的な設置がいいです。それこそサブバッテリー積んで常時電源供給してあげれば良いでしょう。更にペルチェ素子なんかやめてヒートポンプ式にしましょう!ただそれだとキャンピングカーと同じになりますしヒートポンプ式なんてどう設置するのという話になります。(それはそれで面白そうですが)
じゃあ反対に持ち運びに特化するとしましょう。
だったら電源供給なんかしないで大人しく性能の良いクーラーボックスでも使っていれば良いじゃんって話です。でも、それ言い出したらわざわざ冷温庫にした意義無くなるし何も面白くないし。じゃあ何をどうしたいかある程度決めてしまいましょう。
・車内でのみの運用
・電源供給により出先で始動できる
・取り付けは簡易的な固定のみ
・電源はDC12V電源とし、AC100Vに変換しない
・配線はシガーソケットを使用しない
・配線など邪魔にならず隠せるものであれば恒久的な取り付け可
・今より冷却効率を上げる
・安全には十分留意する
・大規模な改修工事はしない
・金よりも知恵を使う
・できるだけスタイリッシュに
大体こんなところでしょうか。
当然ですがヤフオクでジャンク品の格安発電機買ってきてオーバーホールしてそれを電源とするなんてダメです。(それはそれで面白そうですが)電源はあくまで車両から取れるものとします。簡易的な固定とは走行中にズレたりしないようにするという事でどちらかといえば安全に配慮してという事ですね。荷締めベルトでもいいですしボルト止めでもいいですができれば積んでる時も外した時もスタイリッシュにいきたいですし、できれば工具を使用しないで脱着できるのがいいですね。もちろん配線も簡単に隠せたりするのが好ましいです。どれもそんなに難しくないですが冷却効率を上げるのはなかなか知恵を使いそうです。ペルチェ素子は片方の面は冷えますがその裏側は熱を持ちます。しかも熱を持つ方は吸熱した分の放熱と消費電力分の放熱をしないといけませんので冷蔵設備としてはあまり効率的ではありませんし電流を多く流せばよく冷えますがその分放熱量も増大してしまい適切に放熱が行えなくなると焼損の危険性もあるので沢山電気を流せばいいという話ではありません。じゃあ今付いてる冷却ファンのモーターを前に作ったソーラー式の車内放熱用換気扇の躯体を改造して作ったバッテリー式換気扇みたいにモーター回転数を上げれば体感できるかは分かりませんが間違いなくスペックアップはしているでしょう。でもそれでは芸がないというか面白くないですよね。かと言って簡単に風量求めるなら走行風だ!とか言ってダクト引っ張って走行風取り入れたらそりゃ簡単ですけどスタイリッシュじゃないですよね。同様に風量求められないなら冷風を取り入れればいい!とか言ってエアコンダクトから更にダクト引っ張ってもっていったら本当にスタイリッシュじゃなくなるし脱着面倒だし。上手いことダクトを隠せるっていうなら別ですがあのアルトにそんなスペースがある訳がない。
そんな訳で色々思考と試行を繰り返してやってみたいと思います!