シエンタのカーオーディオ・カーオーディオDIY・純正オーディオに関するカスタム事例
2023年12月17日 23時02分
今のところノーマルです。 オーディオは純正から、とりあえず普通のシステムに変更中 ちゃんとしたシステム?は水面下で開発中ですがだいぶ先かも😅 暇を見つけて少しづつ車をいじって行く予定です。
シエンタの10.5インチディスプレイオーディオはオールパスフィルターというもので位相を変更させる事でセンター定位を実現しています。
メーカーがどういう理論でオールパスフィルタを実装しているのか分析してみました。
過去作業ですがまず写真のように純正ディスプレイオーディオの出力をハイローコンバーターに入れてサウンドインターフェイス経由でPCに入力します。
↑周波数特性と位相特性をデータ化します。
この辺りは超簡単ですね。
↑今回は位相制御の分析になるので、
左右の位相差だけを取り出して比較してみました。
↑でもこれだけじゃなんだか分からないので、データをスプレッドシートに出力して、位相差を算出し、周波数毎に何msのディレイと同等か算出してみました。
低周波での時間差が大きすぎてよくわからないので拡大しましょう。
↑拡大すると結構わかりやすいです。
①はスピーカーの低域で出ていない部分の位相を補正する事で無理矢理出してるものかと思います。
②はミッドバスのタイムアライメントで大体0.6ms付近(左midと右midの差と考えるのが妥当)
③はクロスオーバーとしての機能を持つところでは?と推測されます。実際のクロスはパッシブクロスオーバーから推定して1KHz想定ですが位相の補正はイコールにならないものと思います。
④はツイーターのタイムアライメントで0.04ms付近
推測としてスピーカーの位相特性の補正と時間差の補正(タイムアライメント相当)とクロスオーバーの位相補正の三点を行なっているのではないでしょうか?
最新のカーオーディオはかなり進んだ技術が導入されてますね✨
調べると面白いです。
同時に純正オーディオの攻略方法もなんとなく見えてきました!