ミライースの簡単整備・DIY・バンプラバー・プリロードに関するカスタム事例
2022年11月27日 10時41分
【足廻り ~その4~】
『実践編』です。
試走後の結果は後日になるので、取り付け後までの結果をまとめてみる。
一応、こんな感じになりました✨
バンプラバーを全く切ることなく付けました。
じゃあ、やった内容を整備記録として残します。
まず純正の状態でバンプタッチをするかどうかを調べていこう!
と思って師匠の所でゴソゴソしてたら、
『純正のバネレートはダウンサスから分かるやろ?』
って言われました😨
………なんで?😂
理由はこうらしい。
へー、知らんかった💦
[※危険なのでマネはしないで下さい!]
お次は闇のゲームです。
プレスでバネとバンプラバーの縮み方を見ていきます。
(吹き飛んで来ないかドキドキ~😨)
分かりにくいですが、バネはあまり縮んでいないのに、バンプラバーはかなり縮んでいます。
こちらは車高調に付属のバンプラバーです。
純正に比べて縮みにくいのが特徴
同じくらいにプレスで押し込んでも縮んでいる気配が少ない。😅
さすがサーキットでも使える硬めのラバー。
クッションというよりストッパー的な感じですね。
とりあえず、データのおさらい。
↓上記に書いてないこと。↓
ヘルパーのストローク域は
(全長)50-(密着)25=『25mm』
0G~バンプタッチまでのストロークは
(全ストローク)140-(ラバー)90=『50mm』
0G~指定荷重までのストロークは
(ヘルパー)+(メイン)のストロークなので
25+66.66=91.66mm ≒ 『91.6』
これをもとにグラフを描いて、客観的に考えてみる。
〔ヘルパー有り、プリロード無し〕の場合
純正バンプラバーが柔らか過ぎるためバネレートにはあまり関与しないと考えてみると、こんな感じかな?
ただ、もの凄い入力が合ってもバンプラバーが30mm未満になることは無いと考えて、最大ストロークを100mmと想定。
私は樽型を採用しているので、入力初期は内径が大きい所から緩やかに縮み始め、長いカーブや大きな衝撃で次第に内径が短い所も縮み出すことになる。
直巻か樽型かで許容荷重やストローク幅は変わるかも知れないけど、それはバネレートが高い場合の話で低レートでは違いが少ないので、考慮はしないとする。
〔ヘルパー無し、プリロード無し〕の場合
ヘルパー無しとは書いたけど
『ヘルパーが0Gで線間密着している状態』として、
メインバネのみのレートの変化とする
1G以降はバンプラバーもあるため、縮み率は低くなるが、入力始めから終わりまで均一してゆっくりなレートの変化になるはず。
〔ヘルパー有り、プリロード有り〕の場合
今後はこんな感じに調整すると思います。
ヘルパーの調整
『プリロード量』でバンプラバーのプリロードを調整
(水色の変化)=(緑色の変化)
『ストローク幅』で全体ストロークの伸縮割合を調整
(水色の変化)=(赤・黄・緑の割合の変化)
※ヘルパーを変えることで車高は変化するが、全体の車高を上げており、ストローク調整による車高変化の誤差も少ないため、基準の車高はヘルパー無しで設定する。
追記》
ヘルパーに「プリロード無し」で車高を測ると、「ヘルパーが無い状態」に比べて20mmほど前傾姿勢になった。
つまり、フロントに荷重を乗せながらも、前輪の路面追従性能は保てるということ。
FFベースの車としては有難い。
実質的に、プリロードと減衰の調整で
「ダート」~ 「ストリート」までを対応出来るハズ!
サーキットは走らないからね~😂
だって、赤い方があるもん(笑)
〔減衰調整(ソフト限界)〕の場合
めっちゃ揺れる~✨
バンプタッチをしてるのに抵抗が感じられない😂
〔減衰調整(ハード限界)〕の場合
超硬ぇ~😨
かなり力を入れてるけど瞬発的な力は全然動かない😅
ハード側で街中を走っても普通に乗れる感じだったので、バンプラバーのセッティングはこれでOK👌ということで。
脚は長いのに、プリロードを掛けまくっても乗り心地を損なわないって最高!
あとは『ヘルパーのプリロード』と『減衰調整の使い幅』を吟味していけば良いかな。
また「1日、1調整」の地道な作業が始まります😂