サバンナRX-7の整備に関するカスタム事例
2023年08月19日 20時18分
昨日に引き続きジュラルミンハブの交換を実施しました。
マイナスドライバーとハンマーでハブキャップの隙間を広げていこうとしてたのですが、想像よりもキツくて精密ドライバーで慎重に隙間を広げてからマイナスで抉りました。
最初の隙間作りは、金属製のスクレーパーがあればよかったかも知れません。
外れました。色はともかくぼちぼち劣化している感じでした。
コッターピンと回りどめの王冠を外します。
再調整が必ず発生すると思うので、このコッターピンは再利用するためにきれいに元通りにします。
次の調整のときに新品にします。
このナット、左右とも指先で触ったら回りだしたのですがよくこれでガタがなかったものです。
整備書を見ているとこんな緩いはずないのですがどうなのでしょう。
スピンドルを掃除して点検しましたが錆が若干浮き始めていました。
表面だけだったのでスルーして、空気遮断のためにグリースを満遍なく塗布しておきます。
ほんとは例え表層の錆でも取り除くべきだと思います。
外したハブとNEWハブ
ベアリングにグリースを追加します。
古いやつは中もグリースまみれだったので一応それに習っておきます。
こんなに詰めたところで意味はあるのだろうか‥‥?
ナットとベアリングの間にあるキー付きのワッシャ?も再利用して組み付けました。
校正をしていないアストロ製トルクレンチを使用していたので、
ベアリングのなじませは2.5kgm
指での締付時、回転開始時のバネ秤1.8kg
だったので、
本締めのバネ秤読みが2.7kgになるように増締めしました。
念のため2.0kgmにセットしたトルクレンチで増締めしました。(オーバートルク防止のため)
古いのと比べると相当きつくなりました。
正直、元々がゆるすぎたせいでこの回転抵抗が正常なのか全くわかりません。
かなり重たくなりましたが。。
表紙の画像ですがハブキャップを布越しにハンマーで叩き込んで終了です。
ちなみに反対側はこんな感じ
だいぶホロホロになり始めていたので違う時期にグリスアップをしたのかも知れませんね。
古いベアリングは意外と使えそうな状態だったのでハブもろとも清掃して保管しておこうと思います。
あとは車体にアームを組み付けたら終了です。