その他のメカニカルフューエルポンプ・機械式燃料ポンプ・燃料ポンプ交換・スモールブロック・シェビーバンに関するカスタム事例
2020年10月18日 22時12分
シャーシ以外相当ダメダメな個体でしたが現状購入、板金以外の外装・内装・機関系ほぼ全てを夫婦でリペア、カスタムしました。 仕事は元々メカニック、現在はアウトドア、デザイナー、アートディレクター、クリエイター、プロダクツアドバイザーなどとメカニックから広がる様々な事をしています。 VanLifeStyleビルダー第一人者としても活動。 現在BSジャパネクストで毎週金曜22時〜23時放送中の「THE CRAFTSMEN」に夫婦でレギュラー出演中です。
どうもキャブの調整が落ち着かず油面が荒れてるのかと思って燃圧計を付けてみたんですが5〜7とかの範囲をブンブン振れてるので、買ったまま忘れかけてたフューエルポンプを取り替えました。
DELPHI の純正タイプで燃圧8 psiの物に。
付いていたものはそこまで古くはないものの、燃圧計が暴れるくらいだから中のダイヤフラムはそろそろ限界なのかな。無名品だしスペックも分かりません。
サクッと外して古いパッキンを取り除き面をスクレーパーで綺麗にしたら新品を取り付けです。
が、メカポンプを外すとクランクの動きに合わせてポンプを押すためのロッドがエンジンブロックに入っていてストンと抜けちゃうんですが、新しいポンプのレバー部を入れるのにロッドを何か薄いステンレスとかのアイスの棒状の物で押し上げながら苦労して入れる人が多いんですが、実はもっとスマートな方法があります。
ポンプを取り外す際にポンプを固定してるネジをまず片側一本だけ取り外し、そのまま写真中央右のネジが半締めにしてあるところの短いボルトを外して、そこにポンプを固定してたボルトをねじ込んでいくとロッドがその位置で止まっていてくれるんですよね。
穴に貫通してるロッドに横からネジを当てて押すイメージなので無闇に締め過ぎには注意ですので僕はいつも指で締め込みます。
ロッドが落ちてこない状態にしてからポンプを抜けば、取り付けも簡単ですね♫
後は新しいポンプのレバー稼働部にエンジン組付用グリースを塗って、ポンプ側に液体パッキンを塗ってパッキンをポンプに貼り付けてから本体をエンジンブロックに当てがってボルトを一本だけ仮付けした状態で、ロッドを固定したボルトを抜けばOK。
抜いたボルトでポンプのもう一方を固定して、ボルト抜いたところにも元通り短いボルトをねじ込んでおきます。
短いボルトを付け忘れると若干ですがオイル漏れちゃいますよ。
後は配管など戻して漏れがないかチェックして終了。
キャブセッティングも安定して、加速がびっくりするくらいスムーズになりました。