カムリグラシアのカムリ・廃盤部品・流用・パワステリフレッシュに関するカスタム事例
2024年08月03日 19時27分
クソ暑いです
そう言っててもクルマは勝手にリフレッシュなどされる訳が無いので、今回もリフレッシュ作業開始
何気にずっと手を付けてこれてなかった操舵装置の「パワーステアリング機構」をリフレッシュしていく
リザーブも完全に黄ばんでおり、何時割れるか分からない
オイルクーラーtoリザーブ
と
リザーブtoベーンポンプ
のホースも細かいクラックが入っておりかなりパキパキになってしまっている。
ちなみに部品としてはリザーブtoベーンポンプホースとリザーブは新品が出るものの、リザーブtoオイルクーラーのホースが廃盤
つまり交換が効かないという事だ
リフレッシュ作業を進める上で大きな壁となる「廃盤」
今回はそんな廃盤部品を上手いこと流用を行う事で、リフレッシュ不可をリフレッシュ可能に変えてみました。
ちなみに
ウィンダム
マークIIクオリス(MCV系)
カムリ(MCV系)
は全部同じ構造なので、同様に流用可能です。
もし廃盤が原因で詰んでいる方、居ましたら是非ご参考に
MCV21-FEPNKこと、カムリグラシアの画像を用いて説明
44406に該当する部品が今回のリザーブに着いている廃盤ホース
厄介な事にこのホース、配管とASSYになっており、ゴムホース単体での品番が存在しないという厄介な事になっています。
確か他の配管類も同様に廃盤だった「記憶」があります。
とりあえずホースだけ変えれればok(配管は損傷無しなので再利用)という前提で進めていく
該当のホースは内径が約1cm
LLC用のホースなら色々あるんですが、ここはパワステオイルが通る所
水とは違い、やはりオイルが通る事もあり耐久性を考慮するとあまり良い選択肢とは考え難い
ここで私の中ではLLCホースの流用は選択肢から外れ、次にホース屋への発注を考えはするも、あまりにも手間がかかり過ぎる故にこれも断念
「トヨタ純正部品」を用いて流用するのがベターであるという自分なりの答えに行き着いたので、今回はそれを行うことにした
で、私が行き着いた答えがコレ
ATからラジエーターに付属してるオイルクーラーへ流れる
「オイルクーラーホース」
同じ内径
トヨタ純正部品(まだ出る)
ほぼ同じ成分のオイル(作動油)
好きにカットして使えば良い
非常に好都合すぎるホースでした
ちなみにちゃんとカムリグラシア等のA541E用、同車種の部品を流用なので、気分的にも悪くない
試しに突っ込んで見たら笑ってしまうくらいしっかりハマった
つまり、他のホースもヤバそうならば同様にこのホースから切り出して付ければ新品に変わるのである。
ここまで都合の良い部品があって良いのだろうか?
もはや心配になってくる
で、ちゃんとハマってしまうという事態に
上側から普通に部品が出るベーンポンプ側
下側が廃盤ホースのオイルクーラー側
長さのカットはもはやセンスによる
切りすぎには注意だぞ\_(・ω・`)ココ大事
廃盤で悩んではいたものの、オイルクーラーホース見つけてから全てがあっさり過ぎて
ちなみにパワステフルードからATF-タイプT-Ⅳに変更
どうやらパワステオイルをT-Ⅳに置き換える分には大丈夫らしい
エア抜きをきっちり行い、何度かリザーブから抜ける分抜いて補充、また抜ける分だけ抜いて補充を繰り返す「ATF」に似た交換方式を用いた
太陽にかざして、新油との色の差が極力無くなるまで繰り返して終了
無事にパワステ関連のリフレッシュが完了した
また安心して乗れる様になったのでこれでお盆も無難に過ごせそうです。
是非廃盤で困ってる方、居ましたら今すぐATクーラーホースを購入し、流用を行いましょう