エリーゼのエリーゼ・997・911に関するカスタム事例
2024年01月20日 17時00分
エリーゼ不具合対応中
ギシギシ、ミシミシ、コトコトとうるさい軋み音。
特に右ドア周りから聞こえる感じがして、原因探ってましたがやっと特定できました。
納車時から走行中ずっと鳴ってましたが、オンボロ感半端ないので内装もバラして対応。
音の発生元は、ソフトトップの接合部の黒い固定のピン。
S660のトップの異音対策を見て、試しに施工。
ここに2巻ほどテサテープを貼り、隙間を調整すると右側からの軋み音は解消。
左側からはまだミシミシと音が出るので、シート後ろのパネルを調整。
助手席シートを外し、パネルを外し、ボディとの接合面全てにテサテープを貼り付け。
上部のパネルが合わさる部分にはフェルトテープも貼って、対策。
ルーフの上側の内装がカウルと当たる部分にもテサテープを貼り付け。
ソフトトップ接合部のボルトの緩みも調整。
ソフトトップを確認してみると、断熱材のスポンジが粉化してるのを発見。
フレームもバラし、粉を全て取り除き、防音断熱材をAmazonで購入して修復。
数年で分解してしまう素材を使うメーカーも呆れますが、何も言わずにそんな劣化状態のものをしれっと販売するディーラーもどうかと…
いろいろなところを押してみて、軋まないのを確認して、シートも戻しました。
走行し、大きく荒れた路面以外でのきしみ音は解消。
もちろん普通の車のような密閉感のある車じゃないので静けさはありませんが、オンボロ感の出る低級音がなくなりスッキリ。
車の印象も大きく変わりました。
しかし、この車S3になって10年くらいは経ってるんじゃないかと思いますが、
部品の精度、素材の選定、組み立てなど、丁寧に対策はできないものか、メーカーとしての姿勢を疑います。
ライトウェイト、走り、を言い訳にしすぎてないかと。
ポルシェのメカの方に聞いた話ですが、以前ホンダに勤めていた際、
シビックの組み立てがアメリカになった時に、品質が一段下がり、
イギリスに変わった際はさらにもう2段くらい下がったとか…
シンプルに走りを追求するのはいいところですが、
ファイナルエディションなど、ネームプレートを内装に貼るようなクラフトマンシップを演出するまえに、
使用している部品やパーツ、組み立ての信頼性は本気で取り組んで欲しいものです。
手を掛けるほどに愛着は湧いてきてるのですが、
ロータスクオリティなんて言葉でメーカーを甘やかしてはいけない気がします。