レガシィ アウトバックのイマワカさんが投稿したカスタム事例
2024年06月08日 23時01分
滋賀県で下げたインテグラ DC5に乗ってました。 現在はアウトバック BS9に乗ってます。 インスタグラムでは DC5_JAPANという日本国内のインテグラDC5を掲載するアカウントも運営してるので是非ご覧下さい。 TANOSHIdesignという北米発アパレルブランドの日本支店も運営しております。 WORKwheelsとのコラボグッズ等も販売しておりますので是非リンクよりご覧下さい😊 https://ilovetanoshi.stores.jp
パワーリヤゲートの故障
昨今の車にも割と装備されてる電動パワーリヤゲート(バックドア)
基本的に手動でも文句ないのですがまぁ純正でついてるしいいかな〜くらいで思ってたんですが、納車3ヶ月目くらいからなんか動作がおかしいなと思ってました。
今思えばあれはしっかり故障の予兆が出ていたので備忘録で残しときます。
動作的にはゲートオープンスイッチでの開動作が全くできません。
運転席でのパネルスイッチでも不可、キーレスリモコンでも不可。
手動で開けるために強制解除しての開閉を余儀なくされてました。
ディーラーに駆け込んで状況を説明
色々こちらでも詳しい人に聞いたりしてある程度材料揃えて話したわけですが
・コントロールユニットの品番は変わってるのにサービスキャンペーンにならないの?
→コントロールユニットは品番変わってるがなぜ変わってるのかメーカーから開示されない
・スバル公式でリヤゲート開かない時の手引きみたいの載ってるってことは壊れる前提ってこと?
→緊急時対応のため
・延長保証お金払って受けてるのに無償修理ならないの?
→ラッチアクチュエーターのみ5年保証
コントロールユニットとドライブアクチュエーター(開閉)は3年
ウチのBS9は2019モデルなので保証切れ
ちょっと意地悪な質問も交えて話しました。
エラー診断機かけてもらうと3件ダイアグ残ってました。
①ラッチ状態
②タッチセンサ
③クロージャモータ断線
来店時にたまたま症状が出てくれたのでダイアグ見てもらうとタッチセンサで異常がある模様でした。
①はおそらく無理やり手動で閉めたりしてたのでイージークローザーの異常
③はカプラー抜いてみたりしてたのでおそらくそれです
SJ/SKフォレスターでは結構な件数上がってるトラブルみたいですぐ無償交換とかになるみたいですがBS9アウトバックはそもそも販売台数が少ないことからほぼ症例が上がってない模様。
無償交換に漕ぎ着けるため何とか交渉しましたが取りあってもらえませんでした。
原因追求にも工数はかかるからしっかりそれらも請求されるとのことで…まぁ当たり前は当たり前ですね
もうちょっと協力的でも良い気もしたけど
こうなったらもうディーラーには頼らず何とか直す方向に
開かない時は開かないし、手動で開けたままにしておくとしばらく(1〜5分)するとすぐ治る。という感じだったのでかれこれ5ヶ月くらい放置してました。
症状が出ない時は2週間に一度とかの頻度で、出る時はほんと毎朝
朝のゴミ出しとかなんやらにと使いますし、結構荷物の積み下ろしを頻繁にするのでめちゃくちゃ不便でした…
急いでる時とかは特に困りました
手動でなんとか開けることはできても半ドアからイージークローザーが閉まらないからドアロックもできないんですよね
リヤゲートパネルのサービスホールパネル外したところ
イージークローザーとドアロックなど色んな機構が備わってるバックドアなのでラッチ部分も複雑
リヤドアから潜り込んで閉時の動作を見ていても異常はなさそうでした。
タッチセンサーというと表現がややこしいですが要は挟み込み防止のセンサーです。
着圧センサーといったりもするそうです中に導線が2本ないし4本入っていて、それらがくっつくと抵抗値が変わり動作する。と言うもの。
放置してると治ったりしていたので疑いは100%ではなかったのですがダイアグにも残ってたし原因追求することに
BS9アウトバックはアッパーとロアーがあり、それが左右にあるので計4本
左右それぞれ中でカプラーで繋がってました。
アウトバックのメンテナンスやカスタムパーツの取り付け等でお世話になっている車屋さんに相談、というか泣きつきました
動作を見て推察するにやはりタッチセンサー異常からくるコントロールユニットでのフェールセーフ機能が働いて開閉動作を止めている模様
一般では見れないトラブル時のサービスマニュアルも用意してもらって原因追求スタートしました。
まずはバックドアパネルを分解。
タッチセンサーまでアクセスします
タッチセンサーのカプラーを外して再現性を確認
断線状態でも同じくリヤゲートは動きません
ダイアグで拾ってたタッチセンサー異常は正解で、4つのセンサーのうち上2つが触れていないときは10kΩ付近でないといけないところが200kΩまで上がってた模様
針を見ながらセンサー触っていくと抵抗が変化する箇所があり、センサー内の導線がUターンしている場所でした。
左手でつまんでいる辺りです。
左右ともに抵抗値は異常な値でしたが同じ箇所をグニグニ触って10kΩくらいまで下げてやるとその後のリヤゲート開閉は問題なく行いました。
感圧センサーの仕組みです。
とりあえず今回タッチセンサーの微妙な調整?で動作は治ることがわかったのでしばらく様子見することになりました。
もしまた症状が出たらセンサーを触ってやれば良いのはわかったのであとはその頻度やらを見て部品の交換をするか判断します。
パワーリヤゲート、便利なんですが壊れると本当に部品も高いので修理費は高額になります。
一瞬本気でベースグレードの油圧ダンパーに交換して手動リヤゲート化しようかと思いました。
タッチセンサーは見積もりがまだもらえてないのでわかりませんが周辺パーツだけでも金額はこんな感じです。
コントロールユニットで抵抗値をしっかり見て安全に開閉できるかを制御してるんですね
勉強になりました。
てかインテグラから乗り換えてこーゆー車のトラブルに時間割くことはもう無いと思ってたんですがそんな甘く無いですねw
また何か進展があったら載せます