奥 岬さんが投稿したスーパーターボ・日産マーチに関するカスタム事例
2021年10月01日 06時03分
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そうした競技車ベースの頂点に君臨したのが、日本初のツインチャージドエンジン搭載車“マーチR”で、それを市販化したのがここで紹介するスーパーターボだ。
画像: S/C+ターボのダブルチャージで110psを発生するMA09ERT型。低速域からの粘り強い加速感がダブルチャージの魅力だ。
S/C+ターボのダブルチャージで110psを発生するMA09ERT型。低速域からの粘り強い加速感がダブルチャージの魅力だ。
“R”は88年に登場した競技用車両で、2mmのボアダウンで排気量を930ccとし、低回転域をスーパーチャージャー、高回転域をターボチャージャーで過給することで、全域での高トルクを狙ったスペシャルエンジンを搭載して話題を呼んだ。
排気量ダウンは88年にFIAの競技規則変更でターボ係数が1.7になったため、1.6L以下クラスで戦うために必要な措置だった。
画像: メーター周辺のデザインはノーマルと変わらないが、センターダッシュ上に追加された3連メーターが只者でないことを予感させる。
メーター周辺のデザインはノーマルと変わらないが、センターダッシュ上に追加された3連メーターが只者でないことを予感させる。
スーパーターボは保安部品を装備した“R”のようなクルマだから、パワーウエイトレシオは7kg/psという身軽さを生かした走りは強烈そのもの。ただ機械部品がエンジン周辺に集中するためフロントヘビーは避けがたく、コーナリングではアンダーステアを力でねじ伏せるテクニックが要求された。
スーパーチャージャーとターボチャージャーを搭載された日産マーチ