アクセラスポーツのバックタービン・チューニング・実験・レビュー・ターボに関するカスタム事例
2021年09月30日 18時20分
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バックタービンってあるじゃない。
過給圧を抜かずに、次のアクセルオンでそのまま再利用ってレスポンスアップを狙った、ちょっとリスクのある仕様ですが。
何やら完全に塞がず、リリーフバルブの径を絞ってやれば「タービン負荷を抑えつつ、圧力の抜ける速度を緩やかにできる」とか聞いたのですが。
なるほど、とは思ったもののはたしてどれくらい違いが出るのかは試してみないとわからない。
って事で試作品を作ってみました。
直径3cmの穴に対して直径1cmまで絞っているので、面積は1/9となるわけですがはたして…?
早速リサキュレーションバルブのフランジに挟んでみます。
OBD2からデータを拾って過給圧の動きを観察してみたところ、確かに圧力の降下は遅くなっています。
しかし、再びアクセルオンで即負圧に転じるので、ターボラグ自体を解消出来る手段ではなさそう。
体感はほぼないですが、スロットルを開いた瞬間に残った圧縮空気が少し流れ込むのでレスポンスは僅かに良くなっているのかもしれません。
試しに穴を直径5mmまで絞ってみたら、最大ブーストの約8割から上でのアクセルオフでは、バックタービン特有のノイズが発生する様になりました。
タービンへの負荷が気になりますし、このくらい絞っても特に大きな差は感じず。
デメリットの方が大きそうなので、結局元に戻して没ネタとしました。