1シリーズ クーペのスタビリンク交換に関するカスタム事例
2024年06月06日 23時40分
30~50キロといった街乗りの速度域で、路面の段差等を超えた際にフロントからコトコト音が(冬季から)聞こえる様になりました。
手始めにジャッキで車体を徐々に上げながら、よくこの手の異音の原因になるスタビリンクのガタ具合を確認。
スタビライザーのテンションが無くなった所でスタビリンクを握ったところガタガタ状態で見事にビンゴ。
まずはここを変えることにして・・・変えて良くなりました、の図です。
現状は抜け気味純正ショックのややローダウン仕様になっているので、構造的にスタビライザーが上方へ引っ張られているはずです。
ということは、スタビリンクを長くすればスタビライザーが引っ張られている状態も解消します。
どの車も車高調を入れて車高を下げた時に乗り心地が悪化するという現象の大半は、スタビリンクを変更しないが故にスタビライザーの曲げ反力が過度になるという事柄が原因です。
ということで、現状は純正なのでついでに調整可能な物に変えて乗り心地改善も図ります。
社外のセット品はなかなかのお値段です。
ということで、使えそうな部品をミスミで選定して調達することにしました。
純正ロッドの長さ290mmに対し、285~310mmあたりを設定出来る選定品です。
ヤフオクで純正相当(¥7000~)を揃えるよりも安く済みます。
今後車高調を入れた際はロッドを長い物に買い直すことで対応出来るようになります。
巷に流通しているセット品と比較して、材質はアルミから鉄鋼になり重くなりますが強度は格段に増してスタビライザーの応力が正確に反映されるようになります。(多分)
ちなみにリアは構造上、車高調を入れたらロッドを短くする方向へ部品を変更します。(160mm以下にしていく)
今のところ変更する予定はありませんが、ざっと構造を見た感じでは多分フロント同様にミスミで揃います。
取外した純正品。
ジョイントの動きは鈍くガタもありました。