自滅の刃 さんが投稿したカスタム事例
2019年10月21日 01時11分
自滅の刃の中の人、ダースベイダー岡田です
次はマツダ AZ-1です。
近所のおばあちゃんにはスーパーカーみたいなものだと思われていたようです。それも仕方ない。だって全高がノーマルで115cmです。しかもガルウィングドア。あ、ガルウィングとシザーズドアは別物だから知らない人は勉強してね!
もうノーマルでもアホ(良い意味でも悪い意味でも)当然この後改造とかしていくのだからどアホです。
ノーマルは見た目かわいいんですよ。
走りと利便性は凶悪ですが。1番私の気に入らなかった所は運転してると頭がルーフに当たるのと、この車のステアリング。ステアリングの見た目はmomoみたいなステアリングなのですが、ステアリングボスが偏心してるのです。直進時は別にいいのですが交差点でステアリングを180度切るとステアリングの位置が下がるんです。分かりづらいので簡単に言うとステアリングシャフトの中心とステアリングの中心がずれてついてる訳です。
そのおかげで膝あたりにステアリングがぶつかる。
そこを改善するために純正シートの座面を外し(簡単に取れる)カー用品店で買ってきた薄いクッションを敷き、ステアリングはmomo製の国内販売していない28φのものを取り寄せて解決しました。
そして更なる問題が発生。夏はとにかく暑い。鬼のように角度の付いたフロントウインドウのせいでもあるが、1番はルーフがガラスだということ。エアコンは今のHFC-134aではなく規制前のR12なのでガンガン効く。それも霜を吹くくらい。なのに頭周辺は暑い。手は寒い。窓は15センチくらいしか開かない。そして私が出した結論はガルウィングなんだからドア開けても危険性ない。というわけでたまに外気を入れたくなったらドア開けて走ってました。
そして秋頃にフルエアロに。
そして冬頃に2車線の国道の左側を走っていたらみんな急にブレーキ踏んで左にいったのでなんだろうと思った時には遅かった。路面凍結の事故処理に来たパトカーが目の前に。自分も左に避けましたが何せ視点が低すぎるんで前のフィットが避けるまで何もみえなかった。そしてそのまま自分もスリップし、前のフィットに軽く当ててしまいました。フィットはほとんど無事でしたが自分はFRPのバンパーにFRPのボンネットなので割れてしまいました。ウインカーレンズもどこかにいってしまいました。
そして事故処理を終えてお巡りさんに自走できる?って聞かれたのでできます!と答えて会社に向けて出発したものの陸橋の段差を超えた瞬間フロントが車高0mmになり、路肩に寄せてガムテープチューンしましたが、会社まで残り30km。走り切る自信が無く約5km先の実家に戻って父のアルトを借りました。オリジナルのメタリックのスカイブルーで最低地上高1cm。直管サイド出しマフラー。とても自動車ディーラーに勤めている私にふさわしくない車ですがしょうがないです。そして同じ道を通って行ったら事故車が5台以上増えてました。今更融雪剤を散布してるし、散布してる側で事故ってるし。ここの警察はとにかくやる気ない。何をするにしても遅い。暴力沙汰で警察に連絡しても来るのに40分かかるレベル。ちなみに近くの交番まで歩いて10分。話がそれましたがAZ-1は重症を負いました。
コアサポートも曲がりました。この後手で引っ張り出して直ったのですが…。ちょっと弱すぎない?
そしてFRPとパテで修正しましたがどうしてもボンネット中心部からひび割れてしまう。
ちなみにこの車フェンダーもエンジンフードも純正でFRPです。バンパーとかだけPP製だったかな?
そして頭にきてもう改造してしまえ!整形手術じゃ!という訳で目頭切開とダクトを切り取り。
そしてヘッドライトはプロジェクター4灯になり目つきも鋭く変更。今までで1番FRPを使ったのはこの車ですね。
なんだかんだでフロント周りは直して次にテールランプの改造。見た目ちゃんとテールランプに見えると思いますがこれはかなりのひらめきと技術をつぎ込んだワンオフ品です。
もう普通に純正かな?って思うくらいテールランプですが…
実は本体がエアコンの配管通すダクト。
ひねると蓋が取れます。
そして裏面の爪みたいなのをライターで炙って曲げて切って
トラック用の小さいリフレクター付きのソケットに赤のLEDバルブを組み合わせて
レンズはトレーラー用のクリアタイプ
そしてLEDイカリング
全部合体させると
出来上がり!
そして4灯テール化。かっこいい。
バックランプは安いフォグランプを流用してバンパーダクト内に移動
そしてこれが全部点灯。写真では分かりづらいですが内側のテール中心がウインカーになってます。
その後雪に埋もれたり
フロントウインカーレンズを自作したり
ナンバー移動したり
センター出しマフラーに
バイク用バッフルを入れたり
タイベル交換しようとしてプーリー類も変えるからベルトの張りを利用してクランクプーリー外そうとしたら
ベルトぶっちぎれ。
オイル漏れしてたのでヘッドカバー兼カムホルダーのゴムシールを変えたり
バカでかいウーハー詰んだりしましたが、諸事情により手放す事に…。不便だったけどその不便さがまた楽しい車でした。直線で200km/h出たし。
コーナリングもコツを掴めば楽しいもののちょっとでもミスするとどアンダーかスピン。それも楽しかったよ。だけど全てあいつのせいで…。これ以上話すと親族間のドロドロした胸糞悪い話になるのでこれまでにします。
おまけ
会社で保護した猫を運んだのもAZ-1でした。
斜め上な車で運んだからか知らないですけど、以前飼っていた猫の遺品の柔らかいハウスを提供したら屋根部分で寝るという斜め上な猫でした。その後ミーと名付けて一緒に暮らしていましたが今年の3月に天国に旅立ちました。