911 クーペのKUJIRAさんが投稿したカスタム事例
2020年12月14日 07時34分
昨日は朝からセブンのリベット打ってたら近所に住んでるタル坊の友達が遊びに来ました。
Eオイルも交換したてでウキウキのタル坊。
塩が積もる季節も目前、その前に少しでも遊んどこうって事で作業そっちのけで山へ。
奇遇にもこの911クーペはタル坊と同じ2.2L/シュポルトエンジンを積んだ同世代の911S。
タル坊は72年でクーペは71年、共にSですがフロントバンパーやスポイラー、サイドミラーやオイルの取り回し等かなり違う。
オーナーはポルシェに乗って30年超えのベテランでこの911も工場出荷時の状態に拘ってセミオーバーホールしたばかり。
故にメカニカルインジェクションでノーマルエキゾーストの標準車高、塗装も当時のままにヤレた美しい911。
かたやタル坊はフルレストアでシャコタンキャブ車のスポーツエキゾーストのわんぱく坊主。
ホイールベースもエンジンストロークも同じだけど仕立てが違う同世代の2台。
じゃあ実際は如何程の仕上がりなのよ?と気になってたんでこれ幸いと腕試し。
ゆっくりいきましょう〜!って建前的な挨拶の後、山に入れば当然にサードまで全開加速。
だけど相手のリアが沈み煙が上がるのを確認してから踏んでも、しれっとカムに乗ってくタル坊。
仕上がりが実感できて満足💮
こうやって並べてみると同じ911なのにタルガとクーペではディテールが全然違って面白い。
王道の911シルエットがあってこそのタルガの姿ですね。
ちなみに、タルガとクーペではガラスが大きい分タルガのが重そうと思いませんか?
自分は少なくともそう思ってたんですけど車検証を比べるとタルガのが10kg軽いんですよね、奥深い911の世界です。
それはさておき、エンジンオイル交換の記録。
開いているのはフューエルドア、じゃなくてオイルドアで72年式の911のみの光景。
先ずリザーブタンクからオイルを抜いて。
本体からも摘出。
MAHLEのエレメントも交換して。
腹下を拭き上げ。
そしてエンジンオイルを注入って。
当たり前の作業なんですけど、未だここにオイルを入れて間違いないよね?とドキドキします。
オイルは血液とよく言うけど、本当に血液のようにエンジンの中を猛スピードで流れてんだなってのが見られる不思議な構造。
オイルレベルも色も温度も見て触って確かめられるこの年式の911だけの特徴です。