ウーンさんが投稿したマジェスティ125に関するカスタム事例
2020年12月18日 00時37分
クラウンハイブリッド 前期ベースグレードを少しずついじっております。純正風カスタムを目指しております。 200系乗りの方々宜しくお願いします。
前回の投稿からかなり空きましたが近況報告です。
結論から言いますとボアアップは完了しておりません。
この投稿は第1回ボアアップ計画失敗迄です。
ちなみに今(2020/12/18)は第2回ボアアップ計画終盤に差し掛かる所です。
画像は純正カムと社外ハイカムの比較です。
結構山が違うのがわかると思います。
まず、ヘッドですが、出品者に理論上の圧縮などを尋ねてみた所一方的にキャンセルで返金してやるから口座を教えろと言われ、むしろこちらとしても有難い限りなので返金して貰いました。
それに伴いB級強化セルとインジェクターもキャンセル
覚悟を決めて自分でヘッドを加工する事に
そういう事でポート加工 排気側です。
吸気側はツルツルにすると逆に良くないらしいので段差とバリ取りくらいにしました。
スロットルボディ(インジェクション)も拡大
バタフライを作る技術と環境がないのでバタフライ部は純正幅で、テーパー状に広げました
画像では分かりませんがバタフライギリギリまで拡大していってます
インマニ(インシュレータ?)もスロボに合わせて拡大してます
吸気ポートは削っちゃいけないところを削るのが怖かったので入口しか拡大しませんでした。
新たにチョイスしたインジェクター(takaya)130ccです。
この選択がミスで、濃すぎたので125ccを買い増ししたもののそれも濃すぎました。
純正110ccと思っていましたがどうやら90ccが純正のようです(KN企画情報)
そりゃ濃すぎるわ...ということで115ccを更に買い増し
セルはシグナス用のKOSO強化を選択(丁度安く出品がありました)
ギアがコマジェより4mm近く長い為、グラインダーでバッサリ+そのままグラインダーで面出し
無事取付です
見えるとカッコイイですがリアフェンダーを被せると隠れます。見えないオシャレです。
そのままシコシコ組み直したヘッドをインストール
クランクシャフトを手で回し問題...あり
原因はカムスプロケットの爪がカムシャフトにハマっていなかった
爪がひしゃげて外側に引っ込んでいた為、引っ掛けることが出来ませんでした。
ペンチで戻して再度組み直し
キック1発始動!!からのふかしたらエンスト
症状も段々とキックでかかりにくくなっていく...しかもキックが重すぎて毎回チョコチョコキックして上死点見極めてからキーオン→全開キック!なのでしんどいです。
キック30回くらいしてかかったりとか
圧縮測ったら13.4でした。
13は切りたいのでガスケット増やすか?燃焼室加工か?
めんどくさいなあ...と
ちなみにセルは電力弱すぎてこの時は使えませんでした。
後に純正より1Aくらい容量増えてるバッテリーに交換したら回るようになりました。
が、その時には症状は悪化しすぎてセルでもかかりませんでした。
またヘッドをバラしていこう まずは圧縮上死点からだな...よし、一応ロッカーアームの遊びも確認...あれ?
タペットカバーを外すと9mmナットが落ちてきました
まさかと思い確認すると排気側のタペットが完全に抜けてロッカーアームブラブラでした。そりゃかからんわと
バルブの曲がり等がない事を確認して再度組み直し、キック始動じゃーい!
その時の動画です。
結果、キック1発
しかし不具合はまだまだ続きます
その後エンジンがかかるようになったのでセッティングをしていこうとパワフィル調整したりFIコン動かしたりしますがどうやら濃すぎる
そしてその作業をしていてオーバーヒート警告が点灯...作業の中で取り付けた水温計は115度
ラジエータファンが回ってません。
ファンにバッ直するとファンは回ります。
115度でラジエータのスイッチの通電確認するも不通
スイッチが壊れてる?
で、取り外したスイッチがこれ
清掃し、再度通電テストするも無駄
新調し、届くまでエンジンかけるのはやめておきました。
新しいのが届き再度アイドリング+ついでにワコーズのラジエータフラッシュを2回やりました
新しいスイッチでもファンは回らない...
まさか?と思いヒューズを確認 切れてる...
しかも予備のヒューズも切れてました 初代オーナーはヤラカシてましたね
新しいヒューズに入れ替え再チャレンジ...103度でファンは無事回りました よかった...
が、この一連の流れの中でエンジンの調子はおかしくなっていきます
エンストが多発...またバルクリか?と思い確認するも問題ありません
カムチェーンから音もしていてテンショナーが壊れていることが判明し新調、バルタイ取り直し等もして異音は消えたのですがやはり調子は悪い
また意を決してバラします
で、この燃焼室
シリンダ内径やピストン内径は綺麗でした
吸気バルブ裏側にオイルが付着していました
どうやらオイル下がりです
バルブシールはこのヘッドを組む時に新調したので
おそらくガイドがおかしい
吸気のガイドにはよくわからないオイル汚れのようなものも付着しておりました
ウォータージャケットもおかしいですし
もうこのヘッドはダメだ...
こうして、第2回ボアアップ計画へと進みます