シルビアの軽量化に関するカスタム事例
2017年11月23日 20時25分
スポーツ走行をする上で軽量化のメリットは計り知れない。
オーバーハングの軽量化をすれば車はヨーイングをしやすくなり旋回性が向上するし、車の上部を軽量化すればロールを軽減できるし、バネ下(サスペンションにおける可動部分)を軽量化すれば路面の追随性の向上が期待できる。
軽量化は快適性や耐久性、コストと引き換えに確実に効果の現れるカスタムのひとつである。
最もポピュラーな手法は内装、リアシート外し。
後部座席に人を載せる事がない孤独な走り屋ならではのカスタマイズだ!
次はエアコン外し。こちらもリアシート外しと同様に人を載せる場合には適さないが、車に関する事しかまともに喋る事ができないコミュ障車オタクには問題なし。コアやリキッドタンク、コンプレッサー、コンプレッサーのマウントなどを含めると数十キロの軽量化が期待できる上に余計なプーリーが減りエンジンのレスポンスも多少の向上が期待できる。
あとはこれも定番のアンダーコート剥がし。
最近の車は特にアンダーコートが薄く剥がしにくい上に剥がした所で労力の割に数キロしか軽くならない為ほぼ自己満足である。また、アンダーコートを貼られているキャビン付近は車の中心であるので旋回性にも特にメリットはない。また余談ではあるがロールバーを組む時にロールバーの足の接する面のアンダーコートを剥がしていない車両を見るが、アンダーコートは柔らかく上からネジを締めても潰れてネジが緩む為何の意味もない。横転時には役に立つだろうが走行性能においては単に重量物を乗せて走る事になる。
そんな軽量化であるが部品の取り外しに関してはローコストで出来るので実践してみた。
・内装取り外し
・電装品取り外し
・サスペンション周り取り外し
・パワートレイン取り外し
・外装及びフレーム取り外し
そして完成したシルビアがこの画像である。
走行に必要な物以外をすべて取り外して、無駄な装飾のないスペアキーのみになったので見た目はほぼ原型を留めていないがこれはシルビアである。
もちろんこのままでは車検に通らない(詳しくは管轄の陸運局に問い合わせした方が確実)のでくれぐれも自己責任でお願いします。