レンジローバーの油圧警告灯・自然治癒に関するカスタム事例
2020年03月20日 13時02分
1987年式クラシックレンジローバーに乗っています。(model yearはDA) 中古並行物、3.5LガソリンV8 EFI、LT77 5速マニュアル、手動センターデフロック可能なLT230Tトランスファー。 ボディカラーは、元色はカスピアンブルー。2021年秋にセルフオールペンして艶消しベージュへ。 布シートでパワーシートなし、サンルーフなし、ABSなしの無い無い尽くしのシンプルな仕様。 2023年にフルコン化しました。 他にジムニーSJ30 とJB23 も持ってます。
クラシックレンジの油圧警告灯がイグニッションON時に点灯しなくなってしまいました。(写真の赤マルの所です)
ちなみに私の年式は古いのでメーターデザインが正規輸入車とは異なり、警告灯の位置も異なっています。
すぐに思いつくのは警告灯の電球が切れたのではないかということですが、メーターを外すのは結構大変なので、まずは簡単に確認できるところから点検してみることにしました。
まずは油圧センサー(実際にはON/OFFスイッチですが)の確認から。
油圧センサーはオイルフィルターのすぐ上にあります。
端子が一つ出ていて、油圧がない時はこの端子が周囲の金属部分と導通(ON)しており、油圧がかかると非導通(OFF)になります。
端子からコネクターを抜いて、エンジン停止時に端子とその周囲の六角部分の間の導通を確認します。
導通していることが確認できましたので油圧センサーは正常です。
メーター側に原因がありそうです。
メーターを外す前にまずは叩く(笑)
旧車はこれで直る場合があります。
叩いてみたけど、点きませんでした💦
諦めてメーター外しました。
油圧警告灯の電球をウインカーのところに付けてウインカーを点滅させてみるとウインカーは点灯したので電球は切れてないことがわかりました。
電球が原因ではなかったことから深みにハマる気配あり(笑)
次にテスターでどこまで正常に電圧が掛かっているかを調べました。
まずはメーターに挿さるコネクターの端子から。基板の油圧警告灯の配線パターンを電球側からたどってコネクターのピンを特定して電圧測定したら12Vが来てました❗️
いろいろ調べたところ基板入口付近から電球までの配線パターンに問題がありそうです。
電線でコネクター近くから電球まで直接繋いでみようかと思ったのですが、この日は時間切れ。
また乗るのでそのままメーターを組み立てました。
ところが後日エンジンをかけてみると、油圧警告灯が点灯するではありませんか‼️
何と、自然と直ってしまいました。
どうやらレンジには自然治癒力があるようです(笑)
参考に自然治癒後のエンジン始動時の動画を付けておきます。
丸1週間エンジンかけずに置いておき、コールドスタートした時の動画です。
油圧警告灯はエンジンスタートとほぼ同時に消灯していますので、オイルがオイルパンに落ちている状態でも素早く油圧が上がっており、オイルポンプの健全性はまだ保たれているものと思われます。