ビークロスのATF交換・トルコン太郎に関するカスタム事例
2021年03月11日 23時47分
最近、発進時スムーズにシフトUPしなくなってきたような感じがして気になっていました。
こんな時はATFを交換すれば少しは改善されると思いますが、かなり長い間交換していない場合、交換するとATが故障するということを聞いていましたので、なにか良い方法がないかネットで調べたところ、圧送式で安全に交換が可能な「トルコン太郎」の存在を知りました。
(ATFとは自動車のAT(オートマチック)車のギヤに使われるオイルです。)
近隣で「トルコン太郎」でATFの交換を行っているところを探し、車両を持ち込みました。
ATF交換する前に「オイルパン内部の洗浄」「ストレーナーの交換」「鉄粉捕獲マグネットの清掃」も行います。
等長パイプを外し、オイルパン内部のATFを抜いた後、オイルパンを外しました。
オイルパンの内側。
鉄粉捕獲マグネットに細かい金属がくっついていました。
汚れているストレーナーは新品に交換しました。
きれいに洗浄されたオイルパンを取り付けます。
「トルコン太郎」
ATFを交換する場合は、通常は循環方式といわれる方式が一般的です。
しかし、循環方式はATFの交換をしても汚れを100%取りきることはできませんでした。
トルコン太郎は循環方式ではなく、圧送式を採用。
この方式ではATFを新油に近い状態にすることができるようになります。
過走行車のオートマオイルの交換もできます。
ATFオイルクーラー付近のクーラーホースを外してトルコン太郎に接続。
トルコン太郎、始動。
新しいオイルを圧送、その後自働的にクリーニングモードに切り替わります。
パネル上に3個、本体内に2個、合計5個のフィルターでスラッジを完全に除去します。
クリーニング中はオイルの色を目視で確認できます。
内部に残っているATF。
汚れていますね。
新しく入れ替えたATF。
「AISIN(アイシン)ATF ワイドレンジ AFW+」を使用。
オートマチック内部やオイルライン、オイルクーラー等のスラッチをクリーニングするために使用する分も含めて、25.3L使いました。
朝出して夕方引き取りに行きました。
まだ少ししか走行していませんが、シフトUPは早くなり、スムーズに加速するようになりました。
交換費用は高いですが、故障の原因になりやすい部分のメンテナンスは少しずつ行っていくようにします。