レンジローバーの予防交換・スターターモーター交換・オルタネーター交換・パワステポンプ交換に関するカスタム事例
2023年06月19日 21時55分
1987年式クラシックレンジローバーに乗っています。(model yearはDA) 中古並行物、3.5LガソリンV8 EFI、LT77 5速マニュアル、手動センターデフロック可能なLT230Tトランスファー。 ボディカラーは、元色はカスピアンブルー。2021年秋にセルフオールペンして艶消しベージュへ。 布シートでパワーシートなし、サンルーフなし、ABSなしの無い無い尽くしのシンプルな仕様。 2023年にフルコン化しました。 他にジムニーSJ30 とJB23 も持ってます。
土日、天気が良かったのでクラシックレンジの予防整備をしました。
①スターターモーター交換
以前ヤフオクで購入したディスコ2(2002年式)のモノ(部品番号NAD101490の純正品)を分解清掃、グリスアップして装着しました。
外したスターターは、まだ快調に動いていましたが、36年間お疲れ様。
今度時間のある時にOHします。
スターターの固定ボルト(上側)は、上はエキマニ、下はステアリングシャフトに挟まれていてレンチを振るスペースがなく、力が入らず作業性悪し。
(写真ではスペースあるように見えますが、手前の狭いところにスマホを突っ込んで撮っており、ボルトの周りは上下から目視もできません)
以前外してネジ山にグリスを塗っておいたので固着してなくて良かったです。
ピニオンギア周りはそれなりにオイルが飛んでいるようなので、エンジンとベルハウジングの間からのオイル漏れはやはりクランクリアシールからの漏れかもしれません。
交換完了。(写真は下から撮影)
LANDROVERとボッシュのロゴが入っています。
左に見える遮熱板は外したついでにシルバーの耐熱塗料で塗装しておきました。
交換後はスターターが軽やかに力強く回るようになりました。
以前のスターターは甲高い音で頑張って回り、クラシカルな感じがありましたが、始動時だけ今時の車になってしまいました。
②オルタネーター交換
これもヤフオクで購入した85Aのもの。
UK-DENSO製です。
これまで付けていたのはディスコ0の65Aだったので少し発電量に余裕が出ました。
これもバラしてブラシ残量確認したら、問題なさそうでした。
分解時にはソケットレンチがどうしても入らない所があり、satoshicrrさんにタミヤのラジコン用の工具が使えることを教えてもらって分解できました😆
ベアリングもスムーズに回りました。
取り付けてみました。
85Aのオルタは外形が少し大きくなるので、ベルトを付ける時に左へ寄せようとしても下のブラケットに当たってしまいちょっとしか動かず、半ば強引にベルトをはめました。(張り調整しなくても、ちょうどいいくらいのテンションでした)
発電電圧は、アイドリングでクーラーとヘッドライトつけても14V以上あったので、使えそうです。
しばらく車載してベンチテストしてみます。
③パワステポンプ交換(失敗)
パワステポンプは回転軸から少量のフルード漏れが発生していました。
ちょうどオルタが外れて作業性が良いタイミングだったので以前ヤフオクで購入してOHしてあったものへ交換にチャレンジしてみました。
ところが、付いていたものを外してみると、首のところの形状が違う・・・
左が元々付いていたもの。右はヤフオクで購入したもの。
取り付け面からプーリー取り付け部までの寸法も1mmくらい違いました。
良く見ると高圧配管の接続部分の形状も違いました。
上が元々付いていたもの。下がヤフオクで購入したもの。
配管側はフレア形状となっています。
英国四輪さんのサイトを確認してみると、黒い円筒形のポンプでもいくつかの種類があり、これまでついていたものはNTC8286(現在のANR2003)で、ヤフオクで購入したものはどうやら古めのディフェンダーのディーゼル用のETC9077のようでした。
てっきり黒い円筒形のものであれば何でも互換性があると思い込んでいました。
結局、交換は断念して、元々付いていたポンプを再度取り付けました。
新しいフルードを入れて、ステアリングギアボックス側でエア抜きして取り付け完了。
まあ、パワステポンプ外した奥側の掃除ができましたし、フルードも新品に交換ができたので良しとします。
OH方法は習得したので、次は中古のANR2003を入手して再度OHしてみます!