スカイライン GT-RのLMlimited・エンジン製作・新車化・エンジンオーバーホール・ナプレックに関するカスタム事例
2021年03月09日 20時43分
エンジン製作その③
今回は興味をお持ちの方も多いと思われるヘッド加工について投稿します。
ヘッドについては八王子市に所在するナプレックに加工を依頼、その後、主治医が細部を仕上げています。
ヘッド加工のメニューは定番の「ハイレスポンスキット」ですが、オプションメニューとしてマシニングセンター加工による燃焼室容量合わせを追加しています。
メニューの内容は
1 鍛造インテークバルブ12本
2 バルブガイド入れ替え
3 レース用バルブガイド24本
4 突き出し合わせのシートカット24箇所
5 ヘッド面研
6 CNC燃焼室機械加工(オプションメニュー)
になります。
マシニングセンター加工が施された燃焼室の拡大写真です。
各燃焼室容量のバラつきを0.2cc以内に揃える精密加工です。ハイレスポンスキットに5万円の追加となりますが、各気筒の容積を揃えるメリットを考えたらその価値は十分あると思います。見えなくなってしまうのが惜しいくらい綺麗に仕上がっていますね。
なお、私のはハイパワーを追求した仕様ではないので、スキッシュエリアと呼ばれる箇所は削り落とさずそのまま残しています。
こちらはネットの拾い画像ですが、それなりに走ってカーボンが堆積したRB26の燃焼室です。加工後の写真と比較してみて下さい。
バルブを全て引き抜いて主治医がヘッドの仕上げに取りかかります。虹色に輝くヘッド下面が美しいですね。
向かって右のインテーク側バルブはナプレックの鍛造品
左のエギゾースト側は純正加工になります。
HKSバルブステムシール
バルブガイドとバルブの隙間から、オイルが燃焼室へ入り込むのをシールしています。
HKSバルブステムシール装着後
ヘッドを組み立ていきます
バルブを組み付けて完成です。
これ以外に、主治医はヘッドに追加で各部の研磨等を施していますが、蓄積したノウハウが発揮される箇所であり、掲載は自粛したいと思います😅
HKSメタルヘッドガスケットを準備して
その①で紹介したブロックに、、、
ヘッドが搭載されました!
少し、エンジンらしくなりましたね笑
エンジン製作その④に続きます。