ゴルフGTIのカムチェーンカバー・ガスケット交換に関するカスタム事例
2024年08月24日 14時51分
初めましてmasaと申します 愛車はGOLF7.5GTIで5年ほど乗っています 可能な限りDIYで整備、カスタムをしていくのが大好きです。装着したパーツのレビュー等皆さんに出来るだけ分かりやすく説明していけたらと思っています。 気軽にコメントして頂けると嬉しいです! よろしくお願いしますm(_ _)m
ずっと前からカムチェーンカバーとカムポジションセンサーのパッキンからオイル滲みがあったのでDIYで交換にチャレンジしてみます
先ずはエキスパンションタンクの蓋を開けて圧力を逃しておきます
カバーを外す上でクーラントホースの一部を外す必要があるからです
エキスパンションタンクに通ずるホースですが、全くと言って良いほどクーラントは出て来ませんでした。身構えていましたがなんだか拍子抜けです
現状の滲み具合です
カバー最下部が一番滲みが酷かったです
まずはカムポジションセンサーから外します
作業スペースが狭いのでTONEのビットラチェットレンチを使用しました
中に見えるOリングも交換します
ちなみにセンサーを固定していた3本のボルトですが、整備マニュアルを見ると一度外したら交換するように書かれてました
理由は分かりませんがそのまま使用する事にします
外す際に異様な固さだったのでネジ部を確認したところネジロック剤が塗ってあった形跡がありました
カバーを外すにも一苦労です
知恵の輪じゃないですが、動かす度に色んなところに干渉するのですんなり外れてはくれません
13万キロオーバー、4,000キロ毎で欠かさずオイル交換してましたが、想像してたより綺麗でした
ここから新しいガスケットに交換していきます
滲みが一番酷かった最下部は形が歪んでいました
ガスケットを嵌めていきます
表裏の指定ありです
ボルトは全て落下防止構造になっていて、 ガスケットにニュルっと通すと段差で引っかかって抜けづらいようになっています
カムポジセンサーのガスケットも向きがあります
内側がテーパー状になっていて、広がっている面がエンジン側にくるように嵌めていきます
ここからは逆の手順で元に戻していきます
トルクレンチはTONEの4〜20nmまで対応の物を使用しました
2本用意した理由はエンジンマウントが近すぎて通常のトルクレンチだとヘッドが入らないボルトがあるからです
カムチェーンカバーとカムポジションセンサーのボルトの指定トルクは9nmです
整備マニュアル通りの順序で少しずつトルクを掛けて締めていきます
一番最下部の一本だけトルクレンチのヘッドが入らなかったので(後2mmだったのに…)ここだけは感覚でメガネを使って締めました
最後にカムポジセンサーを取り付けるのですが、新品Oリングの影響もあってか鬼のような固さ…
整備マニュアルにはOリングにオイルを塗布するように書かれてましたが、それでも固い!
もう壊れてもいいやくらいで力を入れたらヌルっと入ってくれました…(一番疲れた…)
そんなこんなで無事に交換出来ました
油温が上がるまで試走しましたが、現状漏れはなさそうです
初めてだったので試走含めて4時間以上はかかってしまいましたが、こうやって自分で作業してみると改めて外車の整備士の方の苦労やありたがみが分かりますね
いやー今までで一番の重整備でした 笑
楽しかったです