ミライースの簡単整備・DIY・ラテラルロッド調整に関するカスタム事例
2022年03月13日 21時49分
【ラテラルロッド調整】
しばらくイースを走らせてみて、乗り心地や走行性能は納得出来る範囲にはなりましたが、どうもリアの動きがいまいちシックリ来ないので、調整してみます。
今回は、ダイハツの4WD仕様と多くのスズキ車(スズキは2WDも含む)に付いている「ラテラルロッド」を調整します。
1G状態
左後輪:72~73mm
1G状態
右後輪:94~95mm
おぉふ…、だいぶ左にズレてますな。
車高が上がってるせいか、ボディとのズレが生じています。
一応、バンプラバーの最高位置を確認しときます。
縮みストロークはフルに使用してないみたいですね。まだ少しだけ余力があります。
良い感じで縮みと伸びを動いてくれてます。
次にスプリングを両輪とも外し、フルストロークさせた状態で計ります。
もちろん、タイヤは着けた状態で。
だって、さっき見ましたよね?
タイラップがあそこまで上がるってことは、タイヤはそれ以上に上がるので、フェンダーに干渉しないかの確認が必要です。
フル縮みで80mmくらいね。
タイヤはフェンダーに当たって……ない!
オッケーです!
同じように右後輪は88~89mm
1Gでも、フル縮みでも、全体的に左に寄っているので、右にズラす調整で良さそうです。
こっちも隙間は申し分ないですね。
うーん、これは開けすぎかな。
張り付けオーバーフェンダーをしてるので、段ボールで高さを出して、タコ糸と小銭で計測します。
小銭はギリギリ地面に着く感じで垂らすと揺れずに糸が張った状態で計測できます。
調整は《フルバンプしてる状態》で行います。
これは計算とかではなくて、動かしては計測の繰り返し作業です。
だって、ショックが縮む時はラテラルロッドに力がかかり、ラテラルロッドは斜めに取り付けてあるので、左右均等にはならないんですよ。
それで調整した結果
左:80mm、右:89mm は
左右81mmで揃いました。
調整は両方のナットを緩めても、左右不均等に縮むんですよね。
その状態でスプリングを付け直して、1G状態に戻すと、
左:72mm → 79mm
右:95mm → 80mm
となりました。
1mmは誤差です。
ロッドの中心から見ると片側0.5mmのズレになるので。
これでリアがカーブで付いてきてくれると嬉しいですね!