エッセの村崎右近さんが投稿したカスタム事例
2019年09月12日 02時40分
時に人は後ろを振り返りたくなるものである…
「てか、お前いつも未練タラタラ振り返りっぱなしじゃねぇか」などと、どこからか聞こえてきそうですが、それはさておき、今回は現在のN-BOXスラッシュの前に所有していた愛車『ダイハツ エッセカスタム』との想い出を、写真と共に振り返ってみたいと思います。
今から10年ほど前、ふと見た中古車サイトで出逢ったこのエッセですが、まだピカピカの1年落ちで走行距離は1万km強、さらに稀少な5速マニュアル&ブルーメタリックに車高調という役満の個体がコミコミで約70万円!!
そんな極上物に一目惚れ、当時まだMINIコンバーチブル(R52)のローンが残っていたにも関わらず直ぐさま飛び付いてしまい、気が付けば離婚して間もない独り者の小市民の分際で二台持ちという、何とも酔狂なカーライフを送っていました…って車は違えど今もだろうが。
あぁ…
特に、この斜め後方からのフォルムが堪らなく愛しくて、700kgチョイのライトウェイトボディに58psのNAエンジン、それを5MTで操る軽快なフィーリングは、まさにユカイツーカイなんたらくんでした。
「えっ、これ何てクルマ?」って一瞬でも思わせたら我の思うツボ…
という意外性も持たせたくて、Dのエンブレムをイタリアの名門『ABARTH(アバルト)』へと変更しました。
さらに、高性能の証『esseesse(エッセエッセ)』のエンブレムも追加し、車名も『アバルト エッセエッセエッセ』と勝手に名乗り、今思えば何かお猿の篭屋みたいな、実にややこしいネーミングでした。
ただ、実際に通りすがりの人から「この車、輸入車ですか?」と訪ねられる事が何度もあり、とりあえず当初の思惑は果たせたのでしょうか。
そんな蜜月の日々も、10万kmを過ぎた辺りから各所にトラブルが続出、何とか対処していたものの次第に「そろそろか…」という思いが頭を過り始め、そんな時に現在のスラッシュと出逢いました。
現在では、そこそこ高値で取引されているエッセカスタムのMTですが、さすがに軽の過走行車ともなると全く値が付かず、スラッシュ購入後も悔し紛れに暫く乗り続けていましたが(三台持ち!!)、しかし車検の切れる平成30年3月をもって某T買い取り店に、その身を託す事となりました…。
約10年という、自分にとっては過去最高の所有歴を記録したエッセ、こうして振り返る機会を与えて頂き、改めて「ありがとう」と感謝の気持ちを送りたいです。
長文お読み頂き、ありがとうございました。