ランドクルーザーシグナスのランドクルーザー・ランドクルーザーシグナス・ランドクルーザー100・リフトアップ・AHCに関するカスタム事例
2022年01月25日 23時51分
気になった物はすぐ取り入れます。 やらないと気が済まないタイプです。 その時思った事、やった事を記録も兼ねて投稿します。 軽い気持ちで見て頂きたいです。
AHCを使った車高アップに挑戦しようと思い立ちました。構想数ヶ月
センサー取り付けの長穴又はロッド長さによる車高調整などパッと思いつきますが、いちいちタイヤ外して微調整するのは厄介だしやはり手元で調整したりすぐ純正に復帰したい。
コントローラ的な物を探してみても車が古過ぎてどれが合うのかもはっきり分かりません.....調べ方かも知れませんが。
あと突然車高下がったりしたら嫌だなというのもあります。
なので、多分コントローラは車高センサーの電圧を疑似的に操作して車高調整しているのだろうという浅はかな考えから、自作してみようと思います。
今日は内定調査です。
まずは足元のコンピュータを確認します。
真ん中のコネクタに車高センサーからの信号が来ています。
そもそも車高が上がったらセンサーの電圧がどうなるかもわからない状態です。
調べます。
センサーの電源電圧、ノーマル高さのセンサー値、ハイモードのセンサー値、あとはセンサーの抵抗値等を確認していきます。
センサーの電源とアース間の電圧
5Vを基準とした電圧の様です。
フロント左のノーマル時センサー値
フロント右のノーマル時センサー値
リヤセンサーのノーマル時センサー値です。
この車は前左右、後ろ1つ、計3つのセンサーで構成されている様です。
リヤのハイ時センサー値3.08V
フロントは左3.04 右3.05でした。
車高を上げるとセンサー信号電圧も高くなる様です。
検証の結果から、センサー値を疑似的に0.5V程低くしてやれば、車がそれを補正しようとするので、ノーマル車高の設定でハイモード位の車高が得られる??という事と判断。
失敗したのはローモードの電圧を見なかった事。
上がり幅と落ち幅がどちらが広いか位は見ておきたかったです。
回路を確認すると、それぞれの車高センサーは信号線は独立し、電源とアースは統合されている様です。
センサーは単純な可動接点式のボリューム抵抗ですから、信号を読むところより手前側、電源側の根元に抵抗を設けることで、3つのセンサーの値を揃って下げることが出来ると考えます。
残念ながらこのようにまとまった電源側に細工する場合、前後独立した車高調整は出来ません。
ランクル100の場合は前下りが指摘されていますが、この方法ではどうにもなりません。
そこは気になったらセンサーの長穴で地道に調整するしかありません。
抵抗を3つ付ける事も考えましたが、かえって調整が煩雑になるのも悩ましいので、ここは割り切ってあくまで純正の底上げという方向で行きたいと思います。
では続いて、どれ位の抵抗を挟むのが適切か検討していきます。
センサー電源とアース間の抵抗値です。
ホール素子の様な非接点式ではないのでこの様な測定が可能です。1.13kΩと出ました。
電源-信号線、信号線-アース間もそれぞれ計測
1.65kΩと出ました。
センサーのロッドが中間だと仮定するとセンサー1つの抵抗値は3.3kΩ
それが3つあって合成抵抗が1/3で1.1kΩ
こじつけの様ですがなんとなく腑に落ちます。
任意に上げ幅を調整できる様に可変抵抗を使い、すぐ追加した抵抗をキャンセル出来る様にスイッチを購入。
色々考えた結果、マックス500Ωの抵抗で様子を見ます。
あまり変わらなかったら1kΩに変更したいと思います。
適当なステーで取り付けようと思います。
目安に電圧計でも有れば、昔の機械式のエアサスみたいな雰囲気出てテンション上がるのでしょうが、それほ上手くいってからにします。
これなら特に高速走行中にいきなりシャコタンになったりとか元に戻っちゃったりする事も無いと思うのですが。
隠れた制御があるかも知れないですし、とにかくやってみないと分かりません。
部品の到着を待ちたいと思います。