SEのDIY・エンジンオーバーホール・ピストンピン圧入に関するカスタム事例
2019年07月07日 13時38分
ピストンピン圧入!
ドキドキする。
残材でジグをでっち上げます。
ピストンのサイズの差を布で吸収する緻密なゴミ。
エンジンオイルでグツグツ煮ていきます。180℃のあたりで高温注意表示が出て停止しました。
カセットコンロより安全です。
コンロッドを観察したところ、スモールエンドに炙ったあとがあり、メーカーの組み立ての段階でスモールエンドのみ加熱しているようでした。
ネットで検索するとローバーのKシリーズも同じように炙ったあとがあり、それならば全体を温めず、先端をゆっくりと加熱すれば良いと判断しました。
ピストンとピストンピンはガバで、スモールエンドの内径がマイナスしてます。
ネットの熱膨張計算では200℃ぐらいの温度差があれば手で入るようです。
ピストンピンは冷凍庫に入れて冷やしておきました。
ピンはスモールエンドの真ん中ぐらいまで入ってとまります。熱が伝わるとプレスしないと動きません。
時間勝負でためらいなく押し切ります。ジグにピンが接地するとだいたい真ん中に来る計算です。
おそらくうまくいったんじゃないかなと。
これでエンジンの肩下組めます。
CVHはセンタープラグではないのでピストンの上死点が取りにくいです。今回は肩下組んで上死点を拾ってからヘッドのせて一気にバルタイまで取ろうと思います。
もちろんやったことないので、これから作戦を考えます。
まだ昼過ぎ。夏祭りのお手伝いに帰ります。
お疲れ様でした。