レンジローバーのラジエター漏れ修理・はんだ流し込みに関するカスタム事例
2023年03月05日 20時00分
1987年式クラシックレンジローバーに乗っています。(model yearはDA) 中古並行物、3.5LガソリンV8 EFI、LT77 5速マニュアル、手動センターデフロック可能なLT230Tトランスファー。 ボディカラーは、元色はカスピアンブルー。2021年秋にセルフオールペンして艶消しベージュへ。 布シートでパワーシートなし、サンルーフなし、ABSなしの無い無い尽くしのシンプルな仕様。 2023年にフルコン化しました。 他にジムニーSJ30 とJB23 も持ってます。
ラジエターのタンクとコアのつなぎ目からの漏れが再発❗️
以前も漏れが発生しましたが、2022年5月にはんだを盛って修理して一時期は止まっていました。
しかし、2022年10月に漏れが再発(汗)
漏れはエンジンを止めた時のみ発生するため、LLCを継ぎ足しながら走っていましたが、昨日は暖かく水仕事日和だったので(笑)、懲りずに再度素人修理をしてみました。
こんな感じで、エンジンを止めるとラジエター下部からフレームに伝って漏れています。
まずはラジエターを外すため、クーラント(LLC)を抜きます。
LLCは前回交換してから1年経っていないので、捨ててしまうのはもったいない。(LLCは有害物質なので廃棄するのも大変というのもあります)
貧乏性の私はクーラントを再利用すべく新しい灯油ポンプ(シュポシュポ)で買ってきた新しいポリタンクに抜きました。
ラジエターを外して漏れ箇所を探してみると、上部のアッパーホース接続部付近のインプット側タンクとコアのつなぎ目にクーラントが乾いた跡を発見。
ここは前回の修理ではんだを盛った時のスタート位置。(前回は全周はんだを盛らずに漏れ箇所の近傍のみ盛った)
前回は加熱をし過ぎるとコアのはんだも溶けてしまうのを恐れて、おっかなびっくり加熱していたのでスタート位置は特に溶け込みが少なかったのが原因と推定。
また、全周はんだを盛らなかったので古い部分と新しい部分の境目に弱い部分ができてしまったようです。
YouTubeでラジエター修理業者さんの動画を見まくって、バーナーを当てる時間や距離などを学習。
もっとガンガンに当てても問題ないことを把握しました。
今回は躊躇せずガンガン行きます。
その反省をもとに、今回はインプット側タンクとコアの接合部全周をはんだ付けすることにしました。
まずはキャンプ用のカセットボンベのバーナーで古いはんだを溶かして除去。
古いはんだが溶けたところでマイナスドライバーでこそぎ落としました。
今回は全周はんだを流し込むのでたっぷり使用できるように板金用の棒はんだを用意しました。
フラックスは前回使用した板金用フラックスを使用。(フラックスがないとちゃんと付きませんので)
写真を撮ってませんでしたが、接合部は紙やすりやワイヤーブラシで塗膜や汚れを取り、パーツクリーナーで脱脂しておきました。
そして接合部にフラックスを塗ってから、バーナーで十分に加熱してからはんだを流し込みます。
素人作業なのでプロがやるようには綺麗には出来ていません💦
フラックスをよく水洗いして乾燥させてから、熱で剥がれた塗装面を塗装。
ラジエターを取り付け。
クーラントは再利用するので、異物が入らないよう念のためコーヒーフィルターでペーパードリップ🤣
しかしペーパードリップだと時間がかかり過ぎて本当に日が暮れそう😅
そんなに汚れていなかったので、網に変更❗️
前を上げて冷却水経路に入ったエアがラジエターに来るようにしてエア抜きをします。
水温が適温になるまでアイドリングして、サーモスタットを開かせてクーラントが全体に循環してエアが抜けきったら作業終了。
30kmほど試運転した結果、漏れは止まりました❣️
ひと安心。
ただ前回もそうだったのですが、修理直後は漏れてなくともしばらくすると漏れてきたので、秋くらいまでは様子見ですかね。
次漏れたらプロに頼もうかな・・・。(笑)