スバルその他のなおさんが投稿したカスタム事例
2021年07月01日 03時19分
手放すと後悔しそうなのを20代前半から思い、世話をしてたら、あっという間にこんな歳になった。 気持ちは20代から変わらず面白い車だと思います。 基本的にスバルを強調させたイメージです。 コンセプトはWRCのグループB、プジョー205ターボ16、デルタS4の様なプロトタイプを踏襲した外観です。 よろしくお願いします。
プレオ用パワステポンプの流用です。
パワステポンプは高圧側と低圧側があります。
写真のポンプ本体左側から飛び出てるパイプが低圧側になります。
低圧側はホースの口径を変換したりすれば良いので低圧側がリザーブタンクになります。
高圧側は写真から見てポンプ本体右側の穴、車両から見てバルクヘッド側の10ミリボルトで止まってるアルミブロックです。
プレオ側高圧ホースのアルミブロックです。
ヴィヴィオ側のホースはM10ピッチ1.25のバンジョーボルトを介してホースに連結されてます。
バンジョーボルトはボルトに油路が作られたボルトです。重機でよく見かけるボルトですね。
アルミブロックの油路、流入口をドリルで貫通しアルミの肉厚が有る方に逃しながら口径8.8ミリのドリルで掘削します。深さは20ミリ。ボール盤でバイスがx軸y軸とずらせれるバイスが有れば楽に開けれます。
M10ピッチ1.25のタップを立てます。
タップはOH1とOH2とOH3の3種類あります。
目的は油路の管用ですので漏れたりするのが怖いのでOH1のタップをたてます。
OH1はネジ山が浅く
OH2はネジ山がOH1より深い
OH3はネジ山がOH2より深い
OH3はネジの遊びが若干有ります。
行きつかないとこまでネジ山を作ります。
これでヴィヴィオ側のホースとプレオ側のアルミブロックが連結されます。
プレオ側アルミブロック放出穴を塞ぎます。
穴を観察してみると放出穴の口径が7ミリのドリルでブロックに油路が作られております。製品として出す為の加工跡が確認出来ると思います。
つまり加工跡が残ってるという事は放出穴がただのブロックから加工されている事で有る確証にもなります。
ブロックからのアルミパイプの接合もアルミ溶接では無くロウ付けで有るのも確認出来ます。
同じ条件でアルミのロウ付けで放出穴を塞ぎます。
アルミの硬ロウとフラックスとガストーチと6ミリアルミ棒を7ミリカットして栓をします。
この工程がマジ難しいんですが深さ7ミリといえどアルミの融点が660度なのでアルミ表面と奥の温度差が出来て、なかなか硬ロウが流れません。根気強く流し込みます。
この状態でも充分かも知れませんが表面を硬ロウで一体化させます。
アルミのロウ付は難しいですが、温度管理をすれば、ヤバい時がすぐ分かります。
温度管理はロウ付する面を棒ヤスリで荒らしてボコボコにします。ボコボコにすると荒らし面が先に溶けてテカって平面になろうとするので何度なのかを、ある程度把握する事が可能です。
ツルツルの面でやると熱が芯まで伝わり易く商品が変形し易くなります。
ここまで来たら充分ですね。
アルミのロウ付けが出来るとインタークーラーのパイプ出口の山を作れる様になります。ワンオフ品、補修等が出来る様になります。
バーナの強さは、寿司職人が魚を炙ってる程度で充分です。
何でも良いので一度アルミを溶かしてみると火の強さがわかると思います。
完成です。プレオ用パワステポンプ変換ジョイントが完成しました。