GRヤリスのLSPI対策エンジンオイル・パンデムヤリス・パンデムガレージ・OW20に関するカスタム事例
2023年04月15日 13時19分
先日、GR同好会へ参加させていただいたとき、トヨタの斎藤主査様とお話しさせていただく機会がありました。
その時も燃焼技術、LSPI(Low Speed Pre Ignition)/低速異常燃焼(低速早期爆発)低速早期着火についても話してくださりました。
ポイントは燃焼技術とも話されてました。
昭和な時代の私には『0W20のエンジンオイルってエコカーオイルでしょ?』
という先入観があり、そのお話をしていただく前までは詳しいことを考えてませんでした。
直噴ターボエンジンで、しかも圧縮比10.5ダントツのハイコンプ。
そりぁLSPIはあり得るでしょ。。
今では私、そこまで考えずにいました。
この燃焼についてはあまり考えず、ピストン強度なのか?も含め個々のところをずっと考えてました。(まだ考えてます。)
GT-studioさんやTOOLBOXさんのyoutubeを観させていただき勉強させてもらってます。
そもそもLSPIとは何なのか?
まずは、復習/予習してみます。
LSPIの件について日本サン石油さんのサイトに詳しく掲載されてます。
■直噴ターボエンジンでは、低速で深くアクセルを踏み込んで、大きな負荷が掛かった際に、稀にノッキングのような異常燃焼が起こる。
これは、6万回転に1回程度(1時間の走行で1回程度)の頻度で発生すると言われており、コンロッドに大きな負担が掛かり、最悪の場合はエンジンを損傷する可能性があるとのこと。
この直噴ターボエンジンに起こりがちなLSPIが、使用するエンジンオイルに大きく関わってくる。
■LSPIの原因として、オイルの清浄作用のために一般的に使用されているCa(カルシウム)系添加剤が大きく関わっていたという。
このCaが、オイルの劣化により、着火剤のように早期着火の原因となっていた。
LSPI対策のためにCaの添加量を減らし、代わりにMg(マグネシウム)系添加剤を増量しているのが特徴。
ちなみに、SN PLUS認証オイルは、Mg系が多い傾向があるとう。
今まではENEOS X PRIME 0W50を使用し、サーキットで全開走行を1時間。
まったく問題なく走破していました。
逆に調子が良い!
しかし、LSPIを真剣に受け止め、エンジンを何基も壊しテストをしてきたトヨタGRとENEOSの開発陣の皆様が作ったGRヤリス専用エンジンオイル。
一度向き合ってみようかと思い、今回ペール缶にて購入してみました。
画像はGTスタジオさんの動画をスクリーンショットをして借用させてもらいました。
自分の中ではどうしても2番ピストンばかりがブローしてしまう件が気になってます。
材質不良なら偶然にも2番ばかりがブローするのはオカシイ。
少しでもリスクを減らす意味でもこのエンジンオイルを使用してみようかな。
次回交換は大型連休後くらいを予定してみよう。
//////まとめ//////
GRヤリス(G16E)にはLSPI対応エンジンオイルを使わないとハイリスクとなる。