X6 Mのアルカンターラ・Mエンジンダイナミックコントロール・上下ダイナミックコントロール・サーボトロニック・ドライビングロジックに関するカスタム事例
2025年04月04日 07時31分
真夜中の弄り。
任意にセレクトできるアンビエントLEDは温かみのあるレッド。
アルカンターラの生地
アルカンターラ調ではなくイタリアのアルカンターラ社のスウェード生地です。
傷防止やボロ隠しに使っています。
定規で正確に測り。クリップで留めてハサミでカット。
レザーのダッシュボードパネル。
グレーとブラックのアルカンターラで2枚敷き。
そのうちパンツの裾上げ等を請け負う縫製屋さんに別注製作を検討しています。
シフトレバー前シャッター状の蓋はプロテイン?(ラバー塗装?)がされていて、経年劣化による痛みがあります。
ココの視界の入る部分にもアルカンターラをカット。
コンソールの奥行きがあるので、その上にラバーマットを敷き、スマートフォンを置いています。
前車F10にはドリンクホルダーの奥にキーをセットできる専用のホルダーが備え付けられていましたが、F86にはありません。
そのかわりにコイン等を入れられる小物入れがシフトパネルのところに備えられています。
F10からのレガシー。
M performance Key case
旧型のロゴ字体
アルカンターラ&カーボンファイバー
旧型の丸いキーのタイプのもので、自分のクルマはシャープな現行型ですが、サイズ的にジャストなのでいまだに使っています。
シフトパネル周りはレザー調の樹脂パーツ。
両サイドにはニーパッドとサイドウォールがメリノレザー仕立てになっています。
シフト操作は伝統の丸型セレクター。
Mはパーキングボタンはなく、エンジン停止の際はDでもNでもRでもエンジンスタートボタンを押します。
またトランスミッションの構造の関係かクリープ現象がありませんので、信号待ちからのスタートはアクセルペダルを踏まないと進みません。
そしてスポーツモデル特有のステルスブレーキ機能付きで、エンジンブレーキが凄く効きます。(後続車に迷惑なのでブレーキは踏んで停車しています。)
Mモデルに標準装備の「Mドライブ」。
Mドライブとは、M1とM2モードのエンジン/シャシー/ステアリングのボタン1つでの任意の組合せとは別です。
基礎的な個別のセッティング機能になります。
右の三連ボタンがMエンジンダイナミックコントロール(エンジン出力)、上下方向ダイナミックコントロール(シャシーサスペンション)、サーボトロニック(パワステ)
三連ボタンの直上がMDMモード切替(電制トラクション)。
シフトレバーの直下がドライブロジック(シフトチェンジスピード切替)
以前に乗っていたF10では、同じようなダイナミックドライビングコントロールの切替機能を備えていました。
しかし、これは実際はあまり大きな変化は感じられません。
エンジン出力をスポーツプラスにすると低速ギアで引っ張るようなレスポンスで、シャシーに至ってはステアリングの切角が変わるのか、乗っていて全くの変化がわからず(鈍感?)
それに対してMの場合は鈍い私でもその変化がはっきりと感じます。
Mエンジンダイナミックコントロールは、エンジンレスポンスの切替。
1ピースのエクゾーストサイレンサーの左右バルブが開き、排気音が大きくなるとともに、アクセルのツキが劇的に変化します。
これにトラクションの電制システムであるMDM(Mダイナミックモード)とのセッティングでは、横滑り防止システムの介入が控えめになり、パワフルでスライドを許すようになります。
実際にこれは公道で使うとかなり危険です。
上下ダイナミックコントロールはサスペンションの減衰力を電子的に制御し、スポーツに振るとかなりバチっと固くなります。
スポーツプラスはとにかくガチガチで突き上げが激しいです。
食後にこのモードで走るとドライバーがリバースギア(ゲ◯)に陥る可能性があります。
F85/86はリアにエアサスを備えているので普段の乗り心地はコンフォートそのものですが、このギャップがまたMですね。
サーボトロニックはパワーステアリングの介入を調整でき、コンフォートの設定ではステアリングが軽くなります。
スポーツに切り替えるとパワーステアリングの恩恵が弱まり、スポーツプラスに至ってはかなり重たいです。
一般道でもスポーツのどっしり感のフィーリングが良いので、スポーツを多用しています。
ドライブロジックはシフトスピードの変化。
3段階で調整でき、1速〜8速までの引っ張りのタイミングが変わるだけで、エンジン出力は変わりません。
Mエンジンダイナミックコントロールをスポーツプラスにセットしてドライブロジックを最遅とすると、高回転まで引っ張りながら弾けるサウンドとなります。
BMWは備付の取説の日本語の表現(翻訳)が妙な言い回しで、読み解くのが難しい部分があります。ちょっと稚拙というかわかりにくいです。
このクルマはまだまだ乗っていて発見があります。
それはある意味、乗りながらいろいろ試して確認できる愉しさでもあります。