レンジローバーのECU故障・修理したが直らず・フルコン化・MaxxECUに関するカスタム事例
2023年10月24日 22時48分
1987年式クラシックレンジローバーに乗っています。(model yearはDA) 中古並行物、3.5LガソリンV8 EFI、LT77 5速マニュアル、手動センターデフロック可能なLT230Tトランスファー。 ボディカラーは、元色はカスピアンブルー。2021年秋にセルフオールペンして艶消しベージュへ。 布シートでパワーシートなし、サンルーフなし、ABSなしの無い無い尽くしのシンプルな仕様。 2023年にフルコン化しました。 他にジムニーSJ30 とJB23 も持ってます。
近況報告です。
結構大事になっていて、まだ路上復帰できておりません、笑。
前回の投稿ではECUが故障して、修理業者さんに修理を依頼していることを書きました。
その業者さんの点検でコンデンサーの容量抜けが判明したため、交換してもらいました。
写真は容量抜けしたコンデンサー。
新しいコンデンサーに交換してもらいました。
また、ハンダのクラックも見つかったのでハンダの入れ替えもやってもらいました。
しかし残念ながら不具合の解消は出来ませんでした。
そこで、純正ECUにはサヨナラして…
意を決してフルコン化することにしました、笑。
数あるフルコンの中で選んだのは、スウェーデン製のMaxxECU。
コスパが最高。また、日本総代理店のネオスタイルさんの社長の対応もとても良いので選びました。
フルコン化する上で、燃料マップの作成が必要になるため、純正ECUのインジェクター噴射時間を把握しておくことが重要だと考えてsatoshicrrさんから借りた正常動作するECUにテスターを繋いでデーター取りのテスト走行。
左からアクセル開度、噴射時間です。
タコメーターも映るようにして動画撮影しながら、無負荷から負荷をかけた時の各回転数でのインジェクター噴射時間を記録しました。
(動画から切り出したのでちょっとブレてますが)
次にクラシックレンジのV8には無いクランク角センサーの設置です。
クランク角はフルコン化する上でベースとなる最も重要な信号になります。
イギリスの業者さんにトリガーホイールとクランク角センサーを販売しているところがあったので購入。
こんな感じでボルトで固定します。
センサーは専用のブラケットでフロントカバーの既存穴に固定。
クランクプーリーを外したついでに、クランクフロントシールも交換。
shibaさんが使っていたCORTECOにしました。
シール打ち込み完了。
ついでにクーリングファンも新品に交換。
燃焼状態のモニタリングをするため、ワイドバンド空燃比センサーも左右バンク分2個用意しました。
なお、フルコン化をすると空燃比でのフィードバック制御もできるようになります。
出来るだけクロカン時にヒットしない場所を考えて位置決め中。
Yピースを外そうとしたら、ダウンパイプとの差し込みが固着していて、炙っても叩いても外れない…
仕方がないので、時間がかかる方法ですが、クロスメンバーを外してダウンパイプとYピースが合体されたまま外すことにしました。
クロスメンバーは最初ハンマーで叩いて外そうとしたのですが、ハンマーの入るスペースがあまり無く上手く叩けない。
叩く方法をやめて、穴を利用してテコの原理で外すことにしました。
外れてくると、テコの支点になる部分がなくなってしまいますが、この長ナットとボルトの自作ジグが良い働きをしました。
長さが足りなくなったら少し伸ばしては、またテコで外すを繰り返して外していきました。
1時間ほど格闘してやっと外れました。
マフラーも外れました。
差し込み部で固着していたところは、ディスクグラインダーで切り込みを入れてマイナスドライバーを叩き込んで固着を外し無事差し込み部を外すことが出来ました。
この作業はマフラーをクルマから下ろさないと出来なかったので、苦労して下ろしておいて良かったです。
何とかダウンパイプとYピースが外れました。
左のダウンパイプだけが何故か錆びていました。
これでYピースに空燃比センサーを取り付ける準備が整いました。
果たしてDIYでフルコン化は出来るのか??
続きはまた今度!
追記:ダウンパイプはイギリスより新品を買ってあります。