TREK@鈴菌さんが投稿したクラッチ交換・アルトワークス・HB11s・軽量フライホイール・アルトに関するカスタム事例
2020年02月17日 18時43分
C系アルト7台(ワークス.R.ハッスル含む) 旧H系アルト8台(ワークス含む) ラパン1台カプチーノ2台(11・21) 計18台を同時所有中 いわゆる鈴菌 車歴はスズキばかり38台 2級G.D整備士、検査員資格所有 旧軽とネコが好き、サーキットより峠♪ VIP、族車はごめんなさい ※ 数目的の方はフォローしません 投稿が少ない方や監視目的と思われる方 コメントにレスをしない方 ユーザー識別できる画像が無い場合は フォローされてもブロックします
やっぱりエンジンクレーンとエンジンスタンドは
田舎の一般家庭なら普通だよね(笑)
近所の人も持ってるから、わりとガチ(笑)
リヤクランクシールの交換
ストレートのシールリムーバーが
使いやすい♪
打ち込みにはこれ JB23ジムニーの
エアコンベルトアイドラープーリー・・・
からベアリングをプレスで抜いたもの(笑)
直径がぴったりで使いやすい♪
軽量フラホへこうかーん♪
パイロットベアリングはもちろん新品を打ち込み
回り止めは
AT車の、ドライブプレートをぶったぎったもの
これも廃棄品からSSTを生成(笑)
めっちゃ便利ですよ♪
片方が長いことで
がっちり食い込むから楽々締め付け
フラホの取り付けは
まず3本を均等に仮締めしてから
残りの3本に中強度ネジロック塗って
トルク締め(65N・m)
したら先に仮締めしたらボルトを一旦抜いて
ネジロック付けてトルク締め
こうすることでフラホが斜めにならず
しっかり固定される
時々3本だけを先に締めると
残りのボルトが入らないのがあったりする(´∀`;)
だからネジロックでトルク締めする時には
すべてのボルトが入った状態で本締めしてる
クラッチ取付
今回はアイシン製をためしに買ってみた
フィーリング良さそうなら
次からも採用かな♪
センター出しは
ボルトにアルミテープを巻いた物
これで充分
クラッチカバーの取り付け
あ、新品カバーのプレッシャープレートは
しっかり脱脂すること
さび止めの油塗られてるから滑りの原因になる(^_^;)
カバーの取り付けもフラホと同じ
3本を均等に仮止めしてダイヤフラム潰した状態で
ネジロック塗って
残りの3本をトルク締め(25N・m)
そのあと初めの3本を抜いてから
ネジロック塗ってトルク締め
この時ディスクがセンターに来てるか
確認しながらやりましょう
先日の投稿には入れてなかったけど
エンジン前側のクランクプーリーを締めるときには
回り止めを裏返して使用する
ギヤが噛み合わないから
ナットをスペーサー代わりに入れてます
これでエンジンが、車体に乗ってなくても
クランクプーリーをしっかり締め付けできます
ちなみにF6のクランクプーリー締め付けトルクは50~60N・m
ホイールが80~100N・mだから
意外と緩いんです(^_^;)
時々緩んだら大変てことで
親の仇の如く締める人いるけど
ボルトおれるよ(´∀`;)
そして中に折れ込んだり
ねじ山潰したら・・・クランク交換(´∀`;)
ボルトナットの基本は
折れないギリギリで締めるのではなく
緩まないギリギリで締めるのが正解
緩みが怖いなら
規定トルクにネジロック併用すればいい
ここも緩み止め塗ってトルク締め♪
クラッチが付いたらミッションとドッキングしていくけど
その前にここ(天狗鼻)要チェック
最近ここが段付き磨耗して
レリーズベアリングが戻るときに引っ掛かる個体が増えてきた
こんな感じに
ここに引っ掛かりがあると
クラッチが中途半端に踏まれてるのと同じ状態になって
クラッチの滑り症状が出たり
常時レリーズベアリングが回されることで
レリーズベアリングが焼き付いたり
ガラガラ音が出るようになったりする
スズキの場合ここはケース一体だから
ひどい磨耗で交換するとしたらケースごと
少ない磨耗なら
#1000~2000番のペーパーで
段差を研磨して慣らす
ワークスは下側に段付きが出ることが多い
ペーパーをかける場合は
レリーズベアリングの動きの方向に掛けること
ねじる方向に削ると
余計に引っ掛かりが悪化する
あとは薄くグリスを塗ってこんな感じに
スムーズにスプリングで戻ればOK♪
ここにもちゃんと塗ってね(^_^;)
時々塗られてなくて磨耗して音出てるのある
レリーズフォークも磨耗したら交換部品です
クラッチディスクに入る
インプットシャフトのセレーション部は
柔らかいブラシにグリスを付けて
溝に入るように薄く塗り付けてから
表面は拭き取る
溝に大量にグリスが残ったりすると
遠心力で飛びちりクラッチ滑りの原因になるし
クラッチ粉を呼んで
ディスクがスムーズに滑らなくなる
ここはセレーションが錆びない程度に
薄く乗ってればOK
あ、パイロットベアリング挿入部は脱脂してくださいね
あとはセンターだしSSTと
回り止めSSTを忘れずに取り外して
隙間プレートとノックピンを忘れずに取り付けたら
エンジンとミッションをドッキングする
4WDミッションはトランスファが重たいのよね(´∀`;)
スムーズに入らなければシャフトをちょっと回して位置をずらして再チャレンジ
無理に入れた場合
カーボンクラッチとかだとディスク割れます(´∀`;)
ドッキングが終わったら
一応ここでクラッチレバーにパイプを突っ込んでクラッチ動かしてみましょう
純正クラッチなら手だけでも動きます
この時にチェックするのは
レリーズベアリングを忘れる人が居るから(笑)
自分も一度経験あるけど
クルマに積み終わって部品を整理してるときに
新品レリーズベアリングが、出てきたときの絶望感(´∀`;)
さらに言えば
エンジンかけてクラッチ切った日には
最悪レリーズフォークがダイヤフラムに突き刺さり
ミッションケースを割ることも有ります
(後輩がリアルにやった)
なのでここでしっかり
ちゃんとクラッチが切れるか
つけ忘れがないか確認しましょう(笑)
あとは補記類とメンバー付けたら積み込み
ただしこの車のオーナーは友達なので
車体への積み込みには
オーナーさんに来てもらって一緒に作業します
そうしないと
未認証行為で違法になっちゃいます(´∀`;)
クルマから外された後なら何をしてもOKですが
車体へのエンジンやミッションの脱着
ドラシャやナックルの脱着等は
オーナーさんが居ないときにやったらアウトなの
注意しましょう
連絡したらたまたま休みだったらしく
すぐに来てくれたので
ちゃちゃっと積み込み完了♪
足回りも取り付けまで来たら
あとは一人でもOK
油脂類入れて試走チェック♪
ただ左前輪を事故でバーストしちゃってるから
とりあえず中古タイヤをはめて
予算がたまったら新品タイヤかな(^_^;)