レンジローバーのお漏らし修理・デフミットシール交換・ラジエター漏れ修理に関するカスタム事例
2022年05月03日 06時18分
1987年式クラシックレンジローバーに乗っています。(model yearはDA) 中古並行物、3.5LガソリンV8 EFI、LT77 5速マニュアル、手動センターデフロック可能なLT230Tトランスファー。 ボディカラーは、元色はカスピアンブルー。2021年秋にセルフオールペンして艶消しベージュへ。 布シートでパワーシートなし、サンルーフなし、ABSなしの無い無い尽くしのシンプルな仕様。 2023年にフルコン化しました。 他にジムニーSJ30 とJB23 も持ってます。
クラシックレンジローバー、お漏らし修理 その1
8ヶ月前に交換したリアデフのミットシールからの漏れが再発。
BRITPRATのシールの耐久性が低かったのか、フランジを新品にしなかったのが良くなかったのかわかりませんが、2,100kmしか持ちませんでした。
本当はフランジを新品にした方が良いのですが、前回シール当たり面を研磨しなかったのが良くなかったかもしれないと思い、淡い期待を込めて紙やすりでゴシゴシ。
シールはBRITPRATが手持ちにあったのでリベンジです。
組み込んで走ること約200km。また漏れた〜、笑
潔くフランジを新品にします。
またバラし😂
左が旧、右が新品。
ちなみにフランジ径を比較すると新品の方が0.08mm大きかったです。
これが漏れの原因かもしれません。
マッドシールドは別部品で、フランジに圧入する必要があります。
忘れずに買っておきましょう。
プレスがないのでレンジの車重で圧入🤣
治具はお得意の塩ビパイプ。(20-50Aの異径ソケット)
でも全部入らなかったのでこの後ハンマーで叩き入れました。
今回使うシールは部品番号の末尾に「G」が付く純正相当の社外品。(メーカー不明、笑)
値段はBRITPRATの約5倍。でも純正品より全然安いです。
シールの組み込み。
ここでも50Aの塩ビソケットが使えます。
こんな感じでツライチまで入れます。
完成❗️
新しいフランジはシールに挿入するときの抵抗感が適度にあり、しっかりとリップが当たっているのがわかりました。
試運転の結果、漏れ無しです。
今度はどこまで持つかな??
お漏らし修理、その2
年末にラジエター外して、お風呂まで入れたのに(笑)、どこから漏れてるかわからなくて、その時はラジエターホースの増し締めで対応したのですが、その後すぐ再発😢
ラジエターの左下からフレームへ流れます。
エンジンを止めてしばらくすると漏れてきます。
ただし、走行中やエンジンがかかっている時は漏れません。
漏れは少量で走るには困らないのですが、暖かくなってきたのでひどくなる前に修理しました。
ラジエター外して、漏れが発生していると思われる怪しいところ(矢印付近)をよ〜く観察。
タンクとコアの繋ぎ目です。
ちなみにラジエターは90度回転させて置いています。
先ほどの写真の矢印側から見た図。
タンクとコアの繋ぎ目のハンダ接合部に白っぽいクーラントの乾いた跡発見❗️
クラシックレンジのラジエターはオール真鍮なのでこれで修理してみます。
板金用ハンダと大きめのハンダゴテです。
漏れ箇所は溝になっているので、割り箸の先端を細く削ったものを使い、紙やすりで地肌を出します。
こんな感じ。
フラックスを塗ってから、ハンダゴテでラジエターを温めながらハンダを流し込みます。
が、100Wのハンダゴテでは役不足で芋はんだになって綺麗に流れませんでした。
写真撮り忘れましたが、最終的にはキャンプ用のガスバーナーでアブってハンダを流し込みました。
加熱しすぎると中のコアのパイプを固定しているハンダも溶けてしまうので、注意して作業しました。
まあまあ流れているようです。
車体に取り付けてクーラント入れて…
前を上げてエア抜き
20kmほどテスト走行してみましたが、走行中やエンジン停止後でも漏れは無く、直ったようです。
あとはいつまで持つかですね❣️