1シリーズ クーペのN54・DIY・タービン・ビッグシングルタービン・ツインターボに関するカスタム事例
2025年01月02日 02時31分
年末休暇に入ってから家庭のイベントをこなし、タービンの挙動にあれこれ対処しつつ餅を食べていたら年を越していました。(^^;
あけましておめでとうございます。😇
去年の暮れからDMEを弄りだし、色々な情報をかき集めている中で、何度も目にしてきたビッグシングルタービン。
私は、ターボラグなんて気にせずなんでもドンとこい、シートに貼り付けられる加速Gと6速でレブリミッターに当てられるトップエンドのパワーがあればそれでいいという、大分感性のおかしい人間なのでこのタイプのタービンが昔から大好きです。😇
アイドリング時のやかましい(ボールベアリング)タービンの回転音、ブーストがかかったときのゲート開放音が聴こえると心が踊ります。
昔そういう教育(?)を受けてきた者の性であります。
で、このビッグシングルタービンをN54に着けるキットが世に存在します。
500馬力程度をターゲットにしたものから1000馬力オーバーまで様々です。
ただ、これを日本で組もうとすると大きな問題が発生します。
トップマウントのビッグタービンを組もうとすると、まずエキマニの足の長さが不等長になります。(シングルなのにこれじゃない感のある音に・・・)
これは主にRHD、LHDの違いによるステアリングシャフトの配置違いが起因しています。
LHDなら世にあるキット品で等長の物を選べるのですが、そうすると足がステアリングシャフトと干渉します。
タービンの排気側アウトレットとステアリングシャフトの位置関係も悪い様です。
全てはエンジンルーム内で傾斜させてエンジンを搭載しているというスタイルが諸悪の根源です。
排気の位置だけならトヨタのJZ系も同じですからね。
ちなみにBMWもB58は傾斜無しの配置です。ダウンパイプの交換性も段違いです。ずるい。
等長品を作成した人が豪州に居ますが、出数は不明です。
排気ラインよりも面倒くさいのが触媒です。
N54のシングルタービンキットは海外(主に米国)にしか存在せず、当然ながら触媒同梱なんてしていません。
仮に触媒付でEURO6を認証していたとしても、日本の認証取得なんてまずしていません。
日本の車検にEURO6認証は通用しないので、新たに排ガス証明諸々が必要になります。(純正じゃない触媒だ、と検査ラインで咎められると資料提出を求められます。)
そもそも、触媒付シングルタービンキットが存在していないので空想のお話になりますが・・・。(^^;
ですが仮にあったとしてもそれも面倒くさいので、純正の触媒を使える様に加工して設置位置を移動がまだ無難と考えます。
まだ無難ですが、今度は排ガス検査の面で悩みのタネになりかねません。
ターボエンジンはNAエンジンよりも排ガスの面で不利です。
触媒は温まらないと機能を発揮しないという点で、エンジンの排気熱をタービンが受け取ってしまって触媒の温まり具合が悪くなります。
つまり機能不全に陥りかねません。
多分大丈夫ですが、もしダメだった時は一式を総取っ替えです。それは流石にしんどいです。(^^;;;
でも、VANOSと点火マップを常時コールドモード相当にセットすれば、触媒を温める事が出来る・・・?と思いかけて、音量で引っ掛かりそうだと考え・・・・・あ、アイドリング付近はコールドマップで音量の測定回転域は通常のマップにすればもしや解決?
検討する価値がありそうです。😇😇😇
とりあえず手始めに、モアパワーを狙いやすいのはツインターボでのアップグレードです。
マニホールドからハウジングまで丸ごと交換のパターンと、そうではなくてカートリッジのみ交換で風量をアップさせるパターンの2種があります。
どちらも単体作業自体は簡単です。ここに至るまでが大変ですが。(^^;
現実的な手段として、純正TD03サイズのままカートリッジ交換か、eBayのTD04-17Tあたりを入手か、17Tのジャンク相当品を手に入れて17T用のカートリッジを使ってO/H、の3択を検討していました。
TD03サイズだとボールベアリング式のカートリッジが見当たらないのですがTD04なら見つけてあります。
ジャーナル式とボールベアリング式で迷うところではありますが、ボールベアリング式のタービン回転音が好きなのでこれが聞ける手段に傾くと思います。
その前にブースト圧維持の為の調整で苦労しているので、ここのロジックを理解することを頑張ります。(^^;