アルトバンのSIRAKOBATO超理論・空力・コアンダ効果・TS050・空力パーツに関するカスタム事例
2022年09月29日 06時36分
ルマンを3連覇したマシーン
トヨタ TS 050
このマシンには
SIRAKOBATO超理論
コアンダ効果を利用する
または打ち消す
そのような考え方が
いくつも使われているのです
前回話した
タイヤ後ろ下のパネルによって
そこで起こるコアンダ効果を消す
そのことによって
タイヤ後ろ下に引っ張られる
ドラック(抵抗)を少なくすることができるのですが
リアタイヤの後ろ下側は
タイヤより幅の少ない設計に
このような形のタイヤより後ろ下の
幅を少なくしたフェンダーにより
タイヤ後ろ下に巻き込む空気を
後ろに流し
タイヤ後ろ下で起こる
コアンダ効果を少なくしているのです
フロントのタイヤの下側は
もっと複雑な構造になっています
アールを描くような構造ですね
基本的には
真っ直ぐ走っている時は
タイヤの後ろの空気をこの
R のパネルの外側に流し
タイヤ後ろ下で起こるコアンダ効果を消す
ハンドルを切った時
その時はフロントタイヤ下に
逆に空気を流しコアンダ効果を発生させ
タイヤに斜めしたの
ダウンフォースを発生させる
この R のデザインは
ハンドルを切った時のことを考えて
作っている
よく考えられてますよね
フロントタイヤの周りの
空力処理
ライトの辺りの丸みは
コアンダ効果によって
前に起こる力
この風に当たる方向のまるみ
この丸い部分で
斜め前方にコアンダ効果が起こる
その効果を利用
全体的な形は
前に話した、おたまじゃくしの形
このおたまじゃくしの形は
流線型より空気抵抗が少なくなる
それに近づけようとしていますね
そして
運転席の後ろに伸びるパネル
これはまさしく以前紹介した
丸い物体の後ろにパネルをつける
このパネルをつけることによって
丸い物体の後ろでぶつかり合う空気の流れが
後ろに流れることになり
空気の流れはスピードを落とす事なく
綺麗に後ろに流れることになります
パネルによって曲げられた空気の流れは
前方に力を加えるだけでなく
丸い物体、前方横の空気の流れも速くする
そのことにより
空気抵抗がとても少なくなるのです
フロント下のスポイラーも
前側が上がっていますよね
これも以前紹介した
ボディ後ろ下側の開放部を大きくとる
ボディ下側の空気の流れを
後ろの開放部を大きくすることにより
空気の流れが速くなります
それを利用するには
ボディ前方下側を
前が開くように丸くするほうが
ななめ下へのコアンダ効果が大きい
それは斜め下前側にコアンダ効果が起こるので
空気抵抗を少なくし
なおかつ
ダウンフォースを得ることができるのです
実車を見ればもっとを
様々なところでコアンダ効果(SIRAKOBATO超理論)を
利用しているのが分かるでしょうね
一度実車を見てみたいものです