フェアレディZのShinさんが投稿したカスタム事例
2024年03月12日 09時13分
20代⇒Z31 30代⇒S130Z 40代⇒JZX100マークⅡ そして50代... Z32にてZ乗り帰り咲きしました。 2022年/10月 新たにZ33を迎える事になりました。 今後はメンテ中心になると思いますが、末長くこのZ達と付き合って行きたいと思ってます。 Z32.Z33乗りのオーナーの方々、 Z33には未だ余り詳しく無いので、色々教えて戴きたく思います。
ヘッドライト交換。
フロント周りのカスタム。
実はヘッドライトの交換が僕の1番の理想であり希望でした。
ヘッドライトの形状とキラキラメッキがどうしても苦手。それは先代のz33の時にも感じた事でした。
この深海魚の目玉を思い起こす様なヘッドライトを見る度に、社外のライトに早く交換したいと感じてました。
とても良い状態のライトですが、もうこのライトに戻す事は二度と無いでしょう。
このライトに戻す時は、僕がz33を降りる時です。
さて、今回僕のZに装着する社外ヘッドライトはこちらのライト。先代のz33に装着してる社外ヘッドライトの後期バージョンです。
多分、fujisukeさんが装着されてるモデルと同じだと思います。
画像を見てお判りの様に、レンズの状態は可成り悪いですね。
ヘッドライトにウレタンクリアーを吹いた後に、所々に剥がれが生じたのでしょうね。足付けが甘い箇所だけクリアーが剥がれたのかなぁ?
爪で簡単にパリパリと剥がれてくれたら良かったのですが…はがれて無い箇所はしっかりと密着してます。
これは長丁場の施工になりそうです。
4〜5日は掛かりそう。
分かり辛いと思いますが、割と綺麗なレンズ箇所はクリアーが塗布されてる箇所です。
曇りが生じてる箇所がクリアーが剥がれてる箇所です。
なのでヘッドライトに塗装されてる殆どのクリアー箇所を削り落とす必要があります。
スタートは600番Pです。
樹脂レンズの研磨…正直難しいです。
樹脂レンズの透明感を取り戻すには、最終的にはPで付けた細かな傷を全て取り除く事になる訳ですが、中々に時間が掛かる作業です。
600番の傷を800番で消し、800番の傷を1000番で消す。簡単に言うとこの作業を最終5000番迄行う訳ですが…
研磨跡の傷が何番のPの傷なのか?それの見極めが非常に難しいです。
例えば、1000番Pで研いだ時に、少し深めの傷が見受けられたとすると、その傷は何番のPで付けた傷なのか?それが判らないと、傷を取る為に800番→600番と戻る事になります。
最悪は600Pで研磨しても取れない場合は、新たに400や320番Pに移行しなければいけなくなります。
それと研磨スタートする際の最初のP番手を慎重に選ぶ事が透明樹脂レンズを研磨する時に重要だと感じます。
簡単に説明しますと、最初に240番や320番のPで研磨すれば、ウレタンクリアーは簡単に研削出来ます。もし対象物に塗装を施すならそれでOKです。
ですが、この場合最終目的は透明感を取り戻す訳なので、最初から240番で研削を始めると、最終工程に辿り着く迄にとてつもない時間を費やす事になります。
なので、それ程深い傷が無い場合はなるべく浅いPの番手からスタートした方が良いです。もし深めの傷があっても、僕なら目を瞑ります。何故なら、深めの傷を追いかけて研磨をして行くと、樹脂に変形が生じる可能性も生じて来ます。
このヘッドライトは運良く傷は無くとても良い状態のレンズなので、600番Pでのスタートでした。
画像は800番Pです
600→800→1000→1200→1500→2000→3000→5000この順でP研磨して行きます。
番手飛ばしはしません。先にも書きましたが、透明感を取り戻す事が目的なので、出来るだけ丁寧な施工をします
Pの掛け方は縦横斜めの繰り返しです。
↑→↓←⇔この時に深めの傷が見つかったり、Pの掛かりの甘い箇所を見極められます。
2500番P辺りからタオルでまめに水分を拭き取りながら目視点検して下さい。
この番手辺りから、一方方向⇔で慣らして下さい。2500番Pは透明感を出すには割と重要なPです。
5000番P迄研ぎ終えたヘッドライトです。
此処から水性コンパウンドで研ぎます
水性コンパウンド(ハード→ミディアム→ソフト)の順でスポンジで研ぎます。
力の入り辛い箇所は敢えて放置して置きます。ライトを装着した後に幾らでも研磨出来ます。
ある程度レンズが綺麗になったので、ヘッドライトの試点灯を行います。ポジションランプがショボいのでLEDに交換します。
あ〜…ポジションランプはもうお亡くなり寸前でしたね。
ヘッドライトの点灯は問題無いですね👍
次回はフロント周りカスタムの最終話。
バンパー装着して行きます👍
次回も宜しくです☺️