インプレッサ WRX STIのオザミさんが投稿したカスタム事例
2019年06月26日 09時27分
車のブログ、パーツレビュー、整備手帳の各内容については、みんカラの方をご参照ください。 https://minkara.carview.co.jp/userid/1849214/profile/ サーキット走行時の車載動画はYoutubeにて。 https://www.youtube.com/channel/UCwaK7j30jpaINMlkaxeeiPA/videos
以下、HKSの車高調を使っていた頃のレビューではありますが、現在使用しているTEIN Super Racingとの組み合わせにおいても、基本的な評価は変わりません。
HKSの車高調を吊しで使ってきたんですが、もう少しスプリングレートを高くしたくなったので、評判の良いHYPERCO製のスプリングを導入することにしました。
HKSの車高調(HIPERMAX IV GTの40周年記念モデル)では、フロント・リア共にテンダー(ヘルパー)スプリングを採用していますが、今回はメインスプリングだけでなく、テンダースプリングとメイン・テンダー間のシートもHYPERCO製のものを導入しました。
テンダースプリングのレートはHKS・HYPERCO共に2kgf/mmですし、自由長と密着長の差分長も大きくは変わりませんから、その性能差は殆ど無いものとして、ここではメインスプリングのレビューのみを行うことにします。
尚、導入したスプリングの正確なレートとレングスはここでは書かないことにしますが、興味のある方はメッセージ等でご質問くださればお教え出来るかと。
さて、HYPERCOスプリングのレビューですが、HPで紹介されている通りのものでした。
(ここでダラダラ書くのもアレですので、関連情報URLのHYPERCOのHPにて「HYPERCOの性能」を参照してみてください。)
HP上で紹介されている性能上の特徴は次の4つです。
1. リニアなレート特性
2. 視線がブレない(ハネない)
3. ヘタらない
4. 精度が高い
上記4項目のうち3.と4.は流石に装着直後に実感できるものではないのですが、1.と2.は『こんなに違うの?』って思える程に体感できるものでした。
まず、2.の”ハネない”ことについて書きますが、レートを上げたにも関わらず、乗り心地が良くなりました。
とにかく『何で?』って思えるくらいにハネなくなります。
バネが硬くなったと言うよりも、バネが強くなったと表現するのが妥当と思うのですが、小さくハネる車高調独特の挙動が殆ど顔を出さなくなります。
街乗りでの乗り心地向上は勿論、サーキットを攻めている時にもハネが出ませんから、少々路面が荒れていてもトラクションのかかりがよくなります(以前よりも格段に踏んでいけます)。
次に1.の”ニリアなレート特性”についてですが、どんなにレートの高いスプリングを使っていても、ステアの切り始めやブレーキの踏み始めって、遊び的な挙動が出ると思うんです(そんなものだと思っていました)。
上述の通り、HYPERCOスプリングは硬いと言うより強いイメージで、遊び的な挙動が殆ど出なくなりました。
”ハネない・遊ばない”なので、とにかくコントロールがしやすくなりましたし、かなり踏めるようになりました。
コントロール性については、タイトコーナー入口あたりが顕著でフロントが逃げる境界がよくわかるようになりました。
『これ以上に切り込んでもダメ』ってステア量が掴みやすいんですね。
また、コーナー後半ではハネや遊び的挙動が出ないので、リアが腰砕けにならず踏んでいくことができるようになりました。
HYPERCOのスプリングは、他社製品に比べ、かなり価格が高いとは思うんですが、これだけの性能であるばコスパは非常に高いと思います。
評価は、かなりおすすめの✩5にて。