レンジローバーのナックルOH・ハブOH・スイベルOH・オイルシール交換に関するカスタム事例
2021年05月05日 15時26分
1987年式クラシックレンジローバーに乗っています。(model yearはDA) 中古並行物、3.5LガソリンV8 EFI、LT77 5速マニュアル、手動センターデフロック可能なLT230Tトランスファー。 ボディカラーは、元色はカスピアンブルー。2021年秋にセルフオールペンして艶消しベージュへ。 布シートでパワーシートなし、サンルーフなし、ABSなしの無い無い尽くしのシンプルな仕様。 2023年にフルコン化しました。 他にジムニーSJ30 とJB23 も持ってます。
クラシックレンジのハブ(スイベル)OH、色々あって時間がかかりましたが、無事完了しました!
ただし片側のみ(笑)
手間取った原因、その1
マッドシュラウドの固定ナット(対面幅19mm)が固着していて、手持ちの短いスパナやモンキーでは緩まず。
トルクがかけられる長いストレートメガネレンチをアストロプロダクツまで買いに行く😅
手間取った原因、その2
外した各部品の清掃に時間がかかりました。
ほぼ全ての部品が漏れた油と泥でコーティングされていたので、スクレーパーで剥がし、パーツクリーナーとブラシで洗浄。
特にナックル(スイベルハウジング)は形が複雑なので2時間近くかかってしまいました。
手間取った原因、その3
ハブベアリングのアウターシールが上手く圧入できない。
インナーシールは手で入ったのですが、アウターシールは手では全く入らず、ハンマーで叩き入れようとしたのですが、こっちを叩けばあっちが浮く、あっちを叩けばこちらが浮き、全然入りませんでした。
ワークショップマニュアルを見るとSSTを使って圧入するようです。やはり全周を均一に叩かないとダメなよう…
ホームセンターで良いものを見つけました。¥228(笑)
これを使って圧入できました。
注)90年式からハブの構造が変わっていて、90年以降はこのアウターシールは付いていません。
ハブベアリングは綺麗だったので、清掃して再利用。
パワークラスターのベアリングオイルを馴染ませてから…
くまがいさんも使っているワコーズの赤いベアリンググリースを注入‼️
スイベルピンベアリング(キングピンベアリング)は念のため新品に交換、
上:ビフォー
下:アフター
こんなに時間かかったのに助手席側のみしか終わりませんでした💦 でも雨降る前に終わってよかった〜
今度の土日に反対側頑張ります❗️
写真追加
今回のOHの目的であったスイベルハウジングのオイルシール。
リテーナーも新品に。
リテーナーに液体ガスケット塗って組みました。
ここのボルトはネジロック剤+固着でめちゃくちゃ固くしまっています。さらにスイベルのボールがありクリアランスが無いので、ロングストレートメガネレンチ(14mm)を使うと良いです。
そして少し緩んだら、このような板ラチェットレンチを使うと作業が楽です。
(スペース的にソケットレンチは入りませんので…)
ブレーキローターを外した時しか見えない部分も、今後錆びないように塗装しました。
普通の修理工場ではどうしているのかな?