灰道三(はい!どうぞ)さんが投稿したカーオーディオDIY・カーオーディオ・木材VS金属バッフル・性能の違いに関するカスタム事例
2025年01月07日 17時08分
今のところノーマルです。 オーディオは純正から、とりあえず普通のシステムに変更中 ちゃんとしたシステム?は水面下で開発中ですがだいぶ先かも😅 暇を見つけて少しづつ車をいじって行く予定です。
カロのメタルバッフル→アルミスペーサー→アルミスラントバッフルの構成でしたが、音の減衰が自然な感じではない気がしたのでフィンランドバーチを使ってスペーサーを作りました。
カロのメタルバッフル→バーチバッフル→アルミスラントバッフルの構成になります。
上記写真で挟まれた木目を見ることが出来ます。
👦男子→👩女子→👦男子みたいな感じw
一部分だけバーチ材に変えるとどうなるのか?
早速測定してみました。
みなさんお待ちかねのグラフ回ですw
測定はユニットから20cmほど離れた直線上にマイクを置いてます。
F特性はそんなに変わらんだろうと思っていましたが、実はバーチよりもメタルの方が中低域が出ているようです🤔
木挟んだだけなんですがね😅
インパルス応答の包絡線を見ると1.6msあたりがアルミスペーサーは暴れてます。
理由はわからんw
不自然さにつながる要因なのかもしれません。🤔
続いてwebletをみてみます。
バーチの方が滑らかに減衰している感じがしますね。
特に緑色の部分が長くて青に切り替わるあたりが違います。
60Hzの減衰カーブを見てみます。
T20は-25dBまでの減衰を主軸にした減衰時間です。
これを見るとT20のカーブではアルミよりバーチの方が減衰が早いと言う事になります。
金属の方が収束が早いと思ってましたが、意外にも木材の方が初期の収束は早いようです🤔勉強になりますね。
減衰カーブをみるとアルミスペーサーではある一定のところで急にカーブが緩くなっているのに対して、バーチでは2次曲線的に減衰をしているようです。
自分が試聴して気になったのはこの部分ですね。
続いて100Hzでの比較です。
基本は60Hzと同じでT20目線ではバーチの方が早く、それ以降の減衰は穏やかに減衰していきます。
駄耳でもこう言うのは聴き取れるもんだなと感心しましたw
500Hz付近の比較がこちら
このぐらいになるとあまり変わらなくなってくるようです。
以降の周波数も変化は少なかったです。
まとめると、アルミの方が中低音は出る。
低域の減衰は初期の減衰は木材に劣る、アルミは途中で急に減衰しにくくなる、木材は2次曲線的に綺麗に減衰する。
アルミバッフルの特性は鉛を巻いているせいかもしれません。
その辺りはご了承ください🙏
しかしながら、よく考えるとアルミは振動を吸収できないが、木材は吸収できるのでその差が大きいように思います。
インパルス応答の1.6msあたりにあるピークは、吸収できなかったエネルギーがドアに伝わり、戻ってきたと言う事も十分考えられます。🤔
振動がスピーカーに戻ると音も濁る、スピーカーの振動を如何に戻さない作りが出来るかが肝になる気がします🤔
DSPで調整すればなんとかなるというのは一定レベルまでで、アナログ的な部分をないがしろにしてはいけないと感じました。
ユニット一つ一つをよく聴き、性能がフルに出せる音作りが出来たら良いですね。