レンジローバーのダイレクトイグニッション化・MaxxECU・フルコン化・セカンドレンジのイグニッションコイル流用に関するカスタム事例
2024年03月17日 21時37分
1987年式クラシックレンジローバーに乗っています。(model yearはDA) 中古並行物、3.5LガソリンV8 EFI、LT77 5速マニュアル、手動センターデフロック可能なLT230Tトランスファー。 ボディカラーは、元色はカスピアンブルー。2021年秋にセルフオールペンして艶消しベージュへ。 布シートでパワーシートなし、サンルーフなし、ABSなしの無い無い尽くしのシンプルな仕様。 2023年にフルコン化しました。 他にジムニーSJ30 とJB23 も持ってます。
先日、クラシックレンジのフルコン化したという投稿しましたが、あれから約1,000キロほど走り、とても快調にドライブ出来ています。
取り付けたECU(スウェーデン製MaxxECU)は、点火の信号も出せるので、今回追加で試行錯誤しながらダイレクトイグニッション化してみました!(デスビレス点火システムへの換装)
※ちなみにクラシックレンジの純正イグニッションシステム(デスビやイグナイターなど)は故障が多いと、数多くの悪評が立っていますが、私のレンジは乗り始めて26年間一度も不具合出た事がありません。
よって自分自身は信頼性が低いとは感じでいなかったです。
(3.5LのV8は発熱量が少ないためか長持ちするのと噂あり)
使用したイグニッションコイルはセカンドレンジ(後期)のモノ。
BOSCHの純正品を購入。
取り付け場所はいろいろ悩んだ末にクーラーコンプレッサーとデスビの間に決定。
セカンドレンジのブラケットをヤフオクで落札して、ウォーターポンプのボルトに共締めして、あとはホームセンターで買った汎用金具を切って固定しました。
(デスビ点火で走る状態を維持したまま、ダイレクトイグニッションの検討をしてました)
こんな感じで汎用金具をウォーターポンプのボルトに共締め。
後ろ側も汎用金具を切って固定。
イグニッションコイル取り付けと配線完了。
イグナイターはドイツ製の4チャンネルタイプをセレクト。
ドイツ製だけど日立、笑
ECUからの点火信号はこのイグナイターを介してイグニッションコイルの電流をON/OFFします。
イグナイター内部のトランジスターは発熱するので放熱させるためにシリコーングリスを塗ってヒートシンクに取り付けました。
がっ、ルーカスと違ってほとんど熱くならない…
こんな巨大なヒートシンク必要なかったかも、笑
プラグコードはセカンドレンジ後期型のモノが長さ的に何とか使えました。
長さが足りなくてちょっと強引に繋げたところもありますが。
点火時期はECUのイグニッションテーブルとして設定しました。
まずは無難に現状の点火時期と同じような設定としました。
※このテーブルで、デスビのバキューム進角、ガバナー進角に相当するモノも設定しております。
運良く一発でかかりました〜
念のためタイミングライトでクランクプーリーの点火時期マークもチェックしてECUのイグニッションテーブルと合っていることを確認。
テスト走行として100kmくらい走ってみましたが、アイドリング付近のトルクが太くなり、全域でスムーズな吹き上がりとなりました。
なお、アクセルを踏み込んで負荷をかけてもノッキングは発生しなかったのでもう少し点火時期を進められそうです。
まだ点火時期の調整が必要ですが、デスビ点火とほぼ同じ感じで違和感なく走れています。
私のレンジは外観はヤレていますが、中身は現代のクルマに近くなりました。
ちなみに純正のデスビ点火も残してあるので、万が一ダイレクトイグニッションに問題が出た場合は、デスビ点火にすぐ戻す事ができて安心です。
追記
タブレット端末で各種データが見れまして、左下が点火時期となります。
アイドリングから回転を上げていった時の点火時期がリアルタイムで確認できます。