レンジローバーのオイル漏れ撲滅・デフオイル漏れ・ピニオンフランジシール交換に関するカスタム事例
2021年07月24日 12時17分
1987年式クラシックレンジローバーに乗っています。(model yearはDA) 中古並行物、3.5LガソリンV8 EFI、LT77 5速マニュアル、手動センターデフロック可能なLT230Tトランスファー。 ボディカラーは、元色はカスピアンブルー。2021年秋にセルフオールペンして艶消しベージュへ。 布シートでパワーシートなし、サンルーフなし、ABSなしの無い無い尽くしのシンプルな仕様。 2023年にフルコン化しました。 他にジムニーSJ30 とJB23 も持ってます。
クラシックレンジのオイル漏れ撲滅運動(笑)
私のレンジいろんなところから漏れてますが、まずはリアデフ。こんな感じでじんわり漏れてます。
ピニオンフランジシール(別名:ミットシール)を交換します。
プロペラシャフトを外します。私の年式はここ9/16インチメガネレンチが必要でいきなり工具無し。
ネットで購入しました(笑)
外そうとしたら4本ともやや緩んでいました💦
プロペラシャフトが落下しないように、すぐ上のAアームに吊っておきます。
プロペラシャフト外すとピニオンフランジを固定しているクラウンナットが見えるので、割りピン外します。
私の年式、このナットのサイズがまた特殊で1インチ。こんなソケット持ってないのでまたネットで発注😅
1インチソケットを入手して再チャレンジ。
ユニバーサルホルダーでフランジの回り止めして長めのスピンナーハンドルで力一杯緩めましたが、私の力では無理!
そこでパンタジャッキの力を借りてレンチを回す作戦。
買ったばかりのユニバーサルホルダーが曲がって壊れました💦
ナットは緩まず…
そこで、インパクトレンチの登場。
ピニオンギアに衝撃が加わるためあまり使いたくありませんでしたが背に腹は代えられないので、ガガガッとやりました。
念のため壊れたユニバーサルホルダーの片方だけで回り止め。
インパクトでもなかなか緩みませんでしたが、何回か衝撃を加えていたら外れました!
ナットを外せばフランジは手で引っこ抜けます。
あれ?4スプライン?
買ってあった部品と合わない❗️
これが買ってあった部品。
部品購入時に英国のサイトで調べた結果、パーツリストに書かれているピニオンフランジFRC3002とシール FRC8220、ナットがセットになったSTC4858が私の年式でも使えると書いてあったので単品をバラで買うより安かったので購入してありました。(フランジ形状が角と丸で違いますが適合すると書かれていました)
しかしよく見るとスプラインが細かく私の年式には適合していませんでした(涙)
やっちゃった…不良在庫の増加。
まあ、こんなこともあろうかと同時にシールだけは単品も買ってありました😅
BRITPARTなので耐久性は?ですが。
フランジは付いていたものを再利用します。
本当は新品にした方が良いんですが、シールのリップが当たるところを触ると色は変わっているものの段差はないので大丈夫そうです。
新しいシールにグリスを塗って打ち込んで。
フランジ入れるときにリップにもグリスを塗るのを忘れずに。
バラした時と逆の手順で組み立てて完成。
試運転したところ漏れはなくなり、異音なども発生していませんでした。
追記
フランジのスプラインが違っていた原因を調べたところ、なんとパーツリストの誤植のようです❗️
私が持っている1986〜1991のパーツリストには、画像のように13番のフランジの部品番号としてFRC3002と書かれています。
しかし、FRC3002をネットで検索してみるとスプラインが細かい写真が出てきます。
そして部品番号がSTC4858に変わったと書かれています。この情報は複数のサイトに書かれていたのでてっきりSTC 4858に買えば良いと思ってしまいました。
4スプラインのフランジを探してみたら、どうやら236632という部品番号が正しいようです。
(1991まではこれみたいです)
今度はこれを購入してみようと思います。
パーツリストやワークショップマニュアルには、たまに間違いがあるので注意しましょう😅