フェアレディZのShinさんが投稿したカスタム事例
2023年05月29日 14時18分
20代⇒Z31 30代⇒S130Z 40代⇒JZX100マークⅡ そして50代... Z32にてZ乗り帰り咲きしました。 2022年/10月 新たにZ33を迎える事になりました。 今後はメンテ中心になると思いますが、末長くこのZ達と付き合って行きたいと思ってます。 Z32.Z33乗りのオーナーの方々、 Z33には未だ余り詳しく無いので、色々教えて戴きたく思います。
ツーリングの途中ではあったけど…
僕は子供の頃から海が大好き。
一度海に入ったらイルカの様に泳いでました。
それは大人になった今も同じ。
海を見たら、泳ぎたくなる。潜りたくなる。
魚と一緒に泳ぎ、揺れる海藻と戯れ、綺麗な海中を散歩をしたくなる。
メインはツーリングだったこの日も、水晶浜の美しさに惹かれて海辺に降りました。
未だ5月だと言うのに、海辺には沢山の海水浴客が居ました。それと外国人が多く見られた。
子供のはしゃぐ声と波音に癒されながら、白い砂浜を手に取り戯れていたら…
子供が大きな声で『イルカだ!』っと沖の方を指刺してます。
そんな馬鹿な…と思いながらも子供が指を刺してる方向に目をやると、黒くて大きな背びれが海面から現れました!そしてその大きな背びれは僕らが居る砂浜の方にドンドン近づいて来ます!
イルカはなんと僕らが居る海辺の直ぐ側迄近付いて来ました!目の前で信じられない光景が…
『わ〜!!キャー!!おおぉ〜!!!!』
海水浴客が彼方此方で大声を出してます。
それは驚きと興奮に満ちた声でもあり、ある意味恐怖に怯える声にも聴こえました。
イルカはその間も、海に浸かってる海水浴客に近づいてグルグルと浅瀬を回遊してます。
僕の身体中のアドレナリンが噴き出しました。なんて光景なんだ!どうなってるんだ…イルカ…子供の頃から海洋生物が大好きで、中でもイルカが大好きな僕。テンションは爆上がり!心臓の鼓動はMAX状態。
これまで、イルカに触れたくて能登島水族館や、松島水族館に何度も足を運んだ事が有りましたが、イルカのショーを見れただけで、イルカに触れる催しには時間が間に合わなかったり、開催日では無かったりで、運が無かった。
感動で胸がいっぱいです。
黒いゴムの様な背びれが目の前で浮いたり沈んだり…僕らの居る海辺近くに来たり、少し沖の方に帰る仕草を見せたり…
写真撮る事よりもこの目に焼き付けたい!もう2度とこんなチャンスには巡り会えない。そんな事を思いながら、僕の目はイルカに釘付け。
美しい…なんて美しい。
触れたい!一度だけで良いからイルカに触れてみたい。そんな思いで頭の中が一杯になっていました。
気がつくと、僕は洋服を着たまま腰の辺りまで海に浸かってます。『チャンスは一度切り』このまま近くでイルカを見れた事だけを思い出にして帰るか?
それとも、今すぐイルカが居る海に飛び込むか…
一瞬迷ったその時、テイジが僕の後ろに携帯持って立っている事に気がついた。
『テイジ!動画撮ってくれ!』
それだけ言うと僕は海の中に飛び込んで行きました。
海辺から少し離れた沖合迄泳いで行くと、イルカが僕の方へ向かって来ます。
1人の女性がイルカの背びれに捕まって泳いでるので、このチャンスを逃さない様、すかさず僕もイルカの背びれに捕まります。
初めて触ったイルカの背びれ。何とも表現出来ない感触でした。ゴム肌の様な感触。固く柔らかい…
イルカは僕と女性を連れて沖の方に向かって泳ぎ出しました。途中で女性は怖くなったらしく、イルカから手を離して海辺の方に戻って行きました。
此処から僕とイルカの2人きりの時間が始まります。
僕が背びれから手を離すとイルカは方向を変えて僕の方に向き直りました。それ迄イルカの背びれから後ろしか見れてなかった僕。
頭の向きを僕の方に向けると少し潜って僕の足元を口で突きます。最初は少し驚きましたが、遊んでる積りなんだと直ぐに解りました。今度は僕も潜ってイルカの頭を撫でてみます。
イルカの顔を海中で見てるとイルカと目が合いました。優しくて綺麗な瞳。僕は潜りながらイルカの胸びれを触ると、『ギギギギ…キギ…キギギ』と声を出して何か訴えて来ました。
超音波…昔本で読んだ事を思い出しました。イルカは超音波を出す生き物だと。超音波で仲間と連絡を取り合う生き物だと。(ああ、イルカと話が出来るならどんなに幸せだろう。今、何て言ったのかなぁ?)
そんな事を思いながら海面に出て立ち泳ぎをしながら海中を泳ぐイルカを見ると、イルカは僕の周りをお腹を見せながらグルグルと周り始めました。
潜ったり、顔を出したりしながら僕の周りをグルグル♪グルグル♪
背面でキック泳ぎをすると後ろから付いて来ます♪
クロールで泳ぐと僕の真下を泳いで付いて来ます♪
あぁ、なんて幸せなんだ❣️このままいつまでもイルカと一緒に泳いで居たい。だけど駐車場には仲間達を待たせてます。そろそろ戻らないと…
僕が全身ずぶ濡れで海辺に戻ると、イルカは沖の方へ戻って行きました。有難うイルカ君。楽しかった。今日のこの事を僕は一生忘れない。
素敵な思い出を有難う♪
それから大切な仲間達。
俺の我儘に付き合わせてゴメン🙏
ジーンズ👖まで、買いに行かせてゴメン🙇♂️
今度からZの中にパンツとジーンズは必ず入れておく様にするから許して❣️