レンジローバーのオイルパンガスケット打ち替え・パワークラスターオイル漆黒に関するカスタム事例
2023年07月30日 19時43分
1987年式クラシックレンジローバーに乗っています。(model yearはDA) 中古並行物、3.5LガソリンV8 EFI、LT77 5速マニュアル、手動センターデフロック可能なLT230Tトランスファー。 ボディカラーは、元色はカスピアンブルー。2021年秋にセルフオールペンして艶消しベージュへ。 布シートでパワーシートなし、サンルーフなし、ABSなしの無い無い尽くしのシンプルな仕様。 2023年にフルコン化しました。 他にジムニーSJ30 とJB23 も持ってます。
オイル交換のついでにオイルパンの液体ガスケットを打ち替えました。
実は2年ほど前からエンジン後方からのオイル漏れがあり、ベルハウジングの内側にも外側にもオイルが伝っているので、クランクリアシールまたはオイルパンどちらかからの漏れだと思うのですが、クランクリアシールはミッション外しての交換になるため大変…
オイルパンの液体ガスケットは4年前の腰上OHの時に打ち替えていましたが、もしかしたら素人施工によるシール不良があったかも(笑)と思い、まずは比較的簡単に交換できるオイルパンからやってみました。
オイルを抜いてオイルパンの周囲を止めているボルトを全部外せばパンが外れるはずなのですが、力をかけても微動だにしない💦
エンジンブロックにガッチリと接着されちゃっています。
こんなこともあろうかと『オイルパンセパレーター』なる工具を準備してありました。
(実は4年前に買ったのですが、その時はあっけなくパンが外れたので使わずじまいでそのまま持っていたのでした)
このオイルパンセパレーターをブロックとパンの間に叩き込んで、パンに沿って液ガスを切りながら動かしていくというものです。
この工具によって無事パンが外れました❗️
やはり道具は大事ですね。
古いガスケットを全部剥がして
オイルストーンで研磨して
パーツクリーナーで脱脂してから
新しい液体ガスケットを塗布
今回はスリーボンドの1207Bを使用しました。
無事、取り付け完了
一日ほど液ガスを硬化させてから、オイル投入❗️
今回入れたのはパワークラスターオイルのビレンザPROα10w-60漆黒です。
(前回まで2回は漆黒ではない素のPROαを入れてました)
漆黒というだけあって、新品なのに廃油のような真っ黒のオイルです。
この黒いのは、摩擦抵抗を低減する『二硫化タングステンナノ粒子分散剤』が添加されているとのこと。
今回オイルフィルターも交換したのですが、いちいちイギリスから買うのも面倒なので、モノタロウで購入できる国産車の物が使えないかとネジサイズやパッキン外径などを確認した結果、トヨタダイナやハイエースなどで使っている15600-41010という部品番号が使えそうなことがわかりました。
しかも全長がランドローバーのフィルターより20mm以上長いので、濾紙の面積も広くなり濾過性能も良いと思います。油量も多少多くなります。
早速モノタロウでBOSHのフィルター(型番はT-1)を購入しました。
(モノタロウオリジナルフィルターと数十円しか価格が違わなかったので、赤がカッコいいBOSHを購入、笑)
交換後に試運転してみたところ、このオイル凄い。
まずこれまでのPROαでもエンジン音が静かだったですが、さらに静かになりました。具体的にはボンネット開けてエンジンの音を直接聞いていると、今までメカノイズに消されて聞こえなかったインジェクターの「チッチッチッ」という音が聞こえるようになりました。
そしてPROαよりもさらに滑らかに回転が上がるようになり、若干トルクアップもしているようで運転がとても楽しくなりました♪
試運転の後、漏れを確認すると…
うわっ、相変わらず漏れてます💦
コレはクランクリアシールですね…😢