エッセのMT化・AT→MT・ミッション載せ替えに関するカスタム事例
2025年06月28日 23時01分
エッセのAT→MTを行いました。(結構前ですが)
中期エッセにドナー(前期)だったので余計な出費がありましたが無事完成しましたのでメモ程度に残しておきます。
とりあえずダッシュボードと内装関係を取り外します。
ダッシュボードを外しました。
色んな電装品が取り付けされていたので調べながら取り外していきます。
とりあえず余計な物を外して敷地内を動かせるようにしてこっちは一旦ストップ。
ドナーからMTミッション、クラッチ、フライホイール、クラッチワイヤー、クラッチペダルを取り外し。(写ってないけどクラッチペダルの取り付け部分とシフター、シフトリンケージも)
ブレーキペダルは後から。
クラッチペダルの取り付け部分の位置決め取り付け。
元の車を参考に位置を探して取り付け。
本来はスポット溶接ですが溶接出来そうにないのでボルト留めです。
ネジロック剤を塗って緩まないようにしました。
錆びないようにエンジンルーム側からコーキングも。
上側も同じく取り付け。
クラッチワイヤーが通る穴を開けます。
穴の位置が微妙でホールソーがエアコンの配管にぶち当たるので、正確に開けるなら車内のエアコンのカバー外して裏から穴開けとなると思いますが面倒なのでエンジンルーム側からギリギリを狙って開けました。
ここまで来たら後はミッションを外してエンジン側の加工。
リアクランクのオイルシール?が付いてる所のカバーの一部をカット。
フライホイールとクラッチを取り付けます。
ちなみフライホイールはクロモリの軽量フライホイール。
クラッチはアイシンのコペン用です。
クラッチ付けてミッションをドッキングしたらマウントを取り付けますが…
ドナーの車両は前期、載せるのは中期って事でエンジンマウントの形状が全く違うのでブラケット付きの中古ミッションを購入しブラケットを入手
※画像上が前期mt用、下が中期at用
mtミッションにatエンジンマウントだとこうなります。
真ん中の位置が微妙に違います。
取り付けてから違いに気づきました笑
mt、at比較
ちなみリアマウントは共通だったので前に作った強化マウントを取り付け。
ここまででクラッチペダル・ワイヤー、クラッチ、ミッションを取り付けたので、ほぼmt車みたいなもんです。
ただしこのままではエンジンがかからないので配線加工を行います。
atのシフトセレクター?に繋がってる配線を加工して何に入ってるかをセレクター無しで出来るようにします(セレクターは撤去済みでシフトリンケージ、シフターに置き換え済み)
atミッションと車体側にカプラーがあり、失敗したら嫌だったのでミッション側で調べて加工。
配線図を元にD4に入るように配線。
N線はクラッチペダルor車内のスイッチで通電できるように延長しました。
余計な配線はショートしたら嫌なのでバラして抜いて防水してます。
黄色がD4、白がアース。緑がN。
作った配線を繋いで動いて巻き込まれないようにまとめました。
R信号線はmtミッションのバックスイッチに接続。
車速信号線はカプラー形状が同じだったのでそのまま接続。
at用のメーターなのでシフトポジションが表示されています。
N線をアースすると表示が消えます。(D4とN2つ表示できない為?)
動画では既にエンジンがかかってますが、前進、後退のポジションにあるとエンジンがかからない作りなのでNにしてエンジンをかける感じです。
Nの線はmt車と同じくクラッチペダルのスイッチに付けてたり手元にスイッチ用意してもOK。
mt車でクラッチペダルのスイッチを無効化してしばらく走行するとエンジンチェックランプが点く現象がありますが、at車でもあってエンジンかける時はN、走行はD系に入れないとチェックランプが点きます。
Nのまま走行したり加減速は普通あり得ないのでランプも点く訳です。
配線が終わったら部品を元に戻して、ミッションオイルを入れて完成です。(正確には構造変更が必要なので100%ではありませんが)
走行テストして問題無ければOKです!
足りない部品があったり移植しながらの作業だったので結構時間がかかりましたが、エッセのクラッチ交換を1人で出来る人なら普通に出来る作業だと思います。
エッセおかわりするなら、高い金出してボロボロのmt車買わずに、見た目綺麗の安いatエッセ探してきて載せ替えの方が綺麗なmtエッセを安く手に入れられると思います笑