シーマの東北遠征・長文御用心・タイムトラベル・Y31-HEROES・Feel the Beatに関するカスタム事例
2021年08月30日 13時59分
8月29日午後8時 新倉パーキング
ひとりタバコをくゆらせなが、物思いにふける。
やっと現実世界に戻ってこれたようだ…
時を遡ること、12時間前
ふと目を覚ますと、私は渋滞の中にいた。
けたたましい蝉の鳴き声と、心地よい風が私の身体を包み込んだ。
ぼや〜っとした視界が、次第に澄んでいく。
んっ?何やら様子がおかしい。
後ろを見る。
やはり後方も様子がおかしい。
IQが320ある私は、瞬時に状況を理解する。
『そうか…私はタイムトラベルしたんだ…』
車の種類から察するに、ここは2000年頃の東北のようだ…
この時代の人達は、紙のような白い物で顔を覆っているが、それがマナーのようだ…
未来から来たと、バレてしまっては拉致監禁拘束拷問される恐れがあるので、私も顔を覆うことにした。
私は汗っ、焦っていた。
『早く現代に戻らなくては!』
現代にタイムトラベルするためには、まず車。
そして次元転送装置と1.21ギガワットの電力を得るために核燃料が必要だ。
私は、ベースとなる車両を見つけるため、会場内をくまなくチェックし歩き回った。
いかにもタイムトラベル出来そうなオーラを放つ車両を見つけたが、
これでは、もっと過去に飛んでしまいそうだ…
私は頭を抱え、心が折れそうになっていた。
その時、ある男性が声をかけてきた。
『次元転送装置のパーツが余ってたから、4つぐらい作ったんだけど、よかったら1つ持っていきませんか?』
その男性は、昭和の横ちゃんと名乗っていた。
コレがその次元転送装置。
通称、金のなる木と言うらしい。
ベースとなる車両は、この水色の車が良さそうだ!
私は早速、次元転送装置の取り付けを済ませた。
『よし、これで車と装置は手に入れた。あとは、燃料か…』
と、そこに一際大きな身体の男性が声をかけてきた。
『あの、もしよかったらこれどうぞ』
ワイはサンイチ君☆ぐろふぁいあと名乗る男性の手には
、萩の月と書かれた紙袋が…
私は安堵していた。
萩の月とは、月のエネルギーを凝縮し詰め込んだと言われる宮城の銘菓だ。
これがあれば、核燃料がなくても現代に帰れるかもしれない!
車、装置、燃料、全てが揃った。
決行するには今しかない!
私が未来から来た者と、皆んなが気付いていたかはわからない。
とても親切なおもてなしを受け、この時代に留まるのも悪くないかもしれないと思うようになっていた。
しかし私は、現代に残してきた愛するハニーの元に戻らねばならぬ!
最後のお別れに、ぐろふぁいあさんが私をぶち抜いて行く。
そして私は、某映画のように、一瞬で時空を移動することはなく、日が暮れるかのように徐々に現代にタイムトラベルしていくのであった…
あとがき
今回の投稿を振り返り、とても長くなってしまったなというのが第一印象です。
それは、チームメンバーや東北の方々のお気遣いいただいた賜物と思っております。
とても良い旅となり、皆々様には感謝してもしきれません。
今後とも変わらぬご交誼を賜りますようお願い申し上げます。