エランのロータスツインカム・クラシックカー・ヒストリックカー・英国車・FRP補修に関するカスタム事例
2020年02月24日 09時16分
私のエランのエンジンルーム。
あまりキレイにはしていません😅
エランのエンジンは名作の誉れ高いロータスツインカム。英国フォードのOHVユニットのブロックにロータス自社開発のツインカムヘッドを載せたこのエンジンは、トヨタの2TGなど量産ツインカムエンジンのお手本となったと言われています。
ちなみにOHVのブロックを使っているということは元々エンジンブロック側にカムシャフトがあったのですが、ロータスツインカムではそのシャフトも残してあるので、謂わばトリプルカム⁉️ …正確にはこのシャフトにはカム機能はないので、カムシャフトとは言わずジャックシャフトという名称で、実際にはオイルポンプの駆動用として使われています。
大量生産車用の肉厚のブロックを利用してるためエンジンそのものは大変丈夫です。その肉厚のブロックのおかげでエンジンの発する振動や音が人間にとって心地よい周波数になるため、名作エンジンと言われる所以にもなっているとか。
ボンネットには蝶番(ヒンジ)は無く、先端についたフックを車体側のスプリングに引っ掛け、後端にある2カ所のキャッチで固定しています。だからボンネットを開けて先端のスプリングを外すだけで工具無しでフードを簡単に取り外すことができます。
ボンネットのフード後端のキャッチもFRP製で、割れてしまうことがあります。そんな時はホームセンターで買ってきたグラスファイバークロス(数百円で買えます)を適当な大きさに切ってエポキシ接着剤で塗り固め、何層か重ねてやることで修理することが可能です(写真は修理後の状態、ビフォー写真が無くてすみません😅)。FRP補修キットが数千円〜で売っていますが、小さな箇所の補修ならこのやり方で直せば千円未満で済みます。
実はこの箇所は20年くらい前にも破損したことがあり、その時には熱帯魚飼育用のフィルターに使うグラスウールマットをほぐしてエポキシ接着剤で固めました。その時は脱脂もロクにしないでテキトー極まりないやり方でしたが、それでも20年持ちました(笑