マークIIのカムオイルシール交換・クランクオイルシール交換・ヒーターバルブ交換・ヒーターホース交換・燃料フィルター交換に関するカスタム事例
2021年03月27日 21時54分
JZX100ツアラーV後期A/Tです。 改造は完成品を購入したり流用や純正品を自作加工してます。 主に車の整備記録(自分の車以外も含む)を上げてます。 目立つ物では純正ヘッドライトを自作加工してLoFogプロジェクター化しました。 町乗りエンジョイ仕様です。 いいねや興味を持ってくださる皆さんにとても感謝致しますm(_ _)m 質問などをは出来る限り回答しますが、マナー等の無い方からの質問等は、すみませんがお断りします。 ※全ての作業は「自己責任」で行ってください。
気候も程々に暖かくなってきたので、久し振りに自分の車の本格的な整備をしました!
・燃料フィルター
・カムオイルシール
・クランクオイルシール
・ヒーターバルブとホース
・冷却水を抜く為、純正スーパーLLC(薄めるタイプ)を2Lを2本
これが今回の交換するメニューです。
冷却水を抜きながら、燃料フィルターを交換しました。
撮影をしてませんが大して難しいことも無いので割愛しますw
冷却水を抜き終わったら、エアダクト・ファンシュラウド・アッパーホースなどを外します。
そしたら、タイミングベルトカバー関係の取り外しをしていきます。
カップリングファン、Vベルトテンショナーを外して中間のカバーを外します。
そして、クランクプーリーを外して下側のカバーを外します。
次は、カムプーリーの固定ボルトを緩ませて、タイミングベルトのテンショナーを外して、タイミングベルトを外します。
VVT-iのプーリーにはエンジンオイルが通っていてオイルが少々出てきますので気を付けて下さい。
そして、カムプーリーを外してプレートを外したら、オイル漏れの原因が分かりました!
カムのオイルシール(特に左のEX側)からですね。
付いていたオイルシールを外して新しいのを取り付けます。
そして、清掃もします。
ついでに液体ガスケットを一部に少し塗っておきました。
カムのオイルシールはIN,EX共にサイズ自体は同じですが、品番が違います!
次はクランクオイルシールです。
クランクプーリーを外す時は、赤丸の部分にプーリー脱落防止のツメがありますので、最初に外します。
そしたら、クランクプーリーを外します。
こちらはオイル漏れが無さそうですが、部品もありますので交換します。
プーリーを外したら、オイルシールを外して新しいのを取り付けます。
そしたら、全体的にしっかりと清掃します。
後は、逆手順で全てを組み付け(カムとクランクの締め付けトルクはしっかりと!)をします。
カム
IN→81N.m(外側の14の6角は15N.m)
EX→81N.m
クランク→330N.m
次はヒーターバルブとホースの交換です。
ヒーターバルブ本体の取り外しやバルブのホース外しは簡単に出来ますが、苦労するのがエンジン側ですよね(^_^;)
プライヤーやバンド外しなどは狭い為、入らない又はかみがあまくなるので、通常の工具のみではなかなか苦戦します。
ミッションを下ろしてやれば簡単に出来ますが、下ろすのもかなりの手間ですし、A/Tなので重量もあります。
なので、ミッションは外さずに工夫と根気で作業します!
M/Tの方は、ミッションを下ろす作業時に同時に作業することをオススメします。
私がやったやり方は自己流ですので、その点は注意してください!
私のやり方は、ブレーキホースを潰してブレーキフルードの流出を防ぐ為のホースバンド?(ツール)を使ってホースバンドを握らせてバンドを広げて外しました。
ヒーターバルブのみの交換でしたら苦労しませんが、20年も前のホースは怖くないですか?
私は裂けたりしたら嫌なので、苦労はしましたが交換しました。
画像の赤丸はその道具が着いたままの状態です。
あとホースの長さが短いのは、私はヒーターホースにバイパスホースを取り付けていてアタッチメントを噛ませるためホースをカットしている為です。
新品のヒーターバルブとホースの取り付け後です。
新しくなると気分がいいですね!
バルブ作動用のワイヤーが室内から出ていて、それを取り付け(位置を合わせてワイヤーカバーを固定)ますが、ワイヤーの取り付け位置を間違うと、バルブ操作がきちんと出来なくなったり無理な操作が加わって破損の原因にもなりますので注意してください。
ヒーターバルブとホースの交換が終わったら、冷却水を入れて、ドキドキのエンジン始動です!
無事に掛かりました!!
冷却水のエア抜きをしながら、燃料フィルター配管接続部からの漏れが無いか確認。
冷却水のエア抜き、各部の漏れなどが無いか確認したら、作業箇所の清掃スチーム(ケルヒャー)をして終了です。
なかなかの手間と時間が掛かる作業でしたが、これでまた安心して乗れますね!
ちなみに、タイミングベルト関係・Vベルトテンショナー・Vベルト・ウォーターポンプ・クランクプーリーは交換してから1万キロ位なので、再使用しました。
冷却水の量の確認は後日運転前に確認して必要なら補充します。
その為、残りの冷却水を500mlボトルに入れておいて車に乗せときました。
追記
数日後、車を使う時に冷却水リザーバーの量を確認したところ、予想通りにある程度減っていたので補充しました!
そして、カム周辺のオイル漏れとヒーターホースからの漏れなどもなく無事に直ったようです(^^)
ですが、左FogのHIDが切れて不灯に(-_-;)