タカさんが投稿したL28改・ジャパン・3.0Lオーバーホールに関するカスタム事例
2021年09月08日 07時12分
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ジャパンのL28改3.0L
オーバーホールです。
89.5にボーリングされたシリンダーの面取りをします。
ボーリングで上からズドンと穴を開けるのでシリンダーの上面と下側に角が出来ます。
ベビーリューターで角を削ります。
約1mm弱位サーっと削ります。
次にゴム砥石で丸みを付けます。
指でなぞって丸くなってればOKです。
最近のロングコンロッド、ショートピンピストンは、出ませんが3.1Lやピンハイトの高いピストン(L28コンロッド用など)は飛び出します。
下支点で下がったピストンが上がる時にバリが有ると首を振りスカートにキズを付けます。
新品ピストンなのにキズだらけでは、トラブルの原因になります。
昔は、ガリガリ削ってましたが最近は丸く面取りするだけにします。
5番、4番シリンダーは、ピッチ(間隔)は同じなのに刃の当たり方がズレます(クランクのジャーナル受けのキズ)
これは、シリンダーのベース穴がズレてた証です。
亀ちゃんのダミークランクボーリングやASWの裏ボーリングは、設計段階のピッチで穴の位置を決めるので刃あたりは一緒になります。(当たる物や当たらない物もある)
ノーマルボアからのボーリングなら、修正出来ますが中古(89パイなど)は修正出来ません。
やはり新規ボーリングは、ダミークランクボーリングしたいです。
上面もバリを取ります。
10何年前からチューニングパーツ(ピストンやカム)は変わりませんがパワーは出てます。
変わったのは、加工の精度(シリンダーの上下やピッチ)です。
今時「当たりエンジン」なんて言ってたら笑われます^_^
パワーの出てるL型は、当たり前の加工です。
馬力は、お金で買いたくは有りませんがこれが現実です。
加工にお金は、使いましょう
高価なシリンダーを無駄にしない様にきっちり加工で精度を出しましょう。
やはりマニアブロックは、サビの進行が進んでます。
上面面研しても、深いサビ後が残ります。
余り進むとガスケット抜けやクラックなどトラブルになります。
自分は余りマニアブロックは、使いません
古さが故に、痛みがあるので、、、(高く売れるし^_^)
いつもの様にオイルラインのメクラを抜きます。
タップを建ててスラハンで抜きます
抜けました。
とりあえず前側だけです。
全てのネジ穴にタップを建てます。
ボーリングの鉄粉などを掃除します。
面研した上面や面の所は、オイルストーンを掛けます。
これで洗浄します。