7の忘備録に関するカスタム事例
2024年12月23日 07時23分
10月に我が家に来てから1ヶ月間。
丁寧にオーバーホールを済ませ復活したセブン。
とりあえず乗ってみてエンジンやミッションの具合を見ていこうと思うも早々にガスケットを踏み抜きました。
エンジンは愚図る事なくタフに動いてたけれど、
未整備なので当然ちゃあ当然の結果。
このセブンは1962年製でサーキットやジムカーナを走る為に1980年代にフルレストアされた個体。
サーキットでコースレコードも記録したりと90年代後半まで走り回ってたようです。
クロスフローエンジン特有の持病や次の整備箇所など色々聞いてた事が頭を過りチェックを中断。
すぐにエンジン下ろしました。
ついでにやれてたリヤフェンダーもリペイントに出してチキチキマシン状態ナウ。
ヘッドガスケットの抜けとタコドライブのオイル滲みの修理交換で終わるつもりでしたがエンジンを開けてムムム。不調を訴えてた模様。
オイルパンをめくるとコンロッドの焼けを発見、分解してくとメタルも限界寸前でピストンリングも欠けてました。
焼きつく前に教えてくれたと安堵。
クランクシャフトの摩耗を計測してビッグエンド、メインメタル、スラストベアリングを勘案。
ヘッドの状態は良好でしたが、この際なのでオーバーホールと共に圧縮比も測定。
現在のヘッドの状態で8.5:1
ヘッド加工で計算上9.5:1を狙います。
クランクケースとシリンダーも状態良好でしたが今後の事を考えて整備する事に。
ブロック面の研磨
クランクシャフト測定研磨、メタル親子合わせ
バルブガイド製作取り付け
シートシート研磨
バルブ擦り合わせ
ヘッド面加工
こんな感じでクランクシャフトの加工とメタル交換を行い、ヘッド面で圧縮比を上げる寸法です。
そして加工範囲の指示書を作りボーリング屋さんにエンジンを出荷。
その後はパーツの手配に四苦八苦。
担当してくれたイギリス人が呑気な人で在庫の確認だけで一週間以上が経過。
その後も2日でメール一通の行き来のスピード、
もう在庫が無い分は要らないから送ってと言う流れに変更して注文から二週間で発送手続き。
遅れてごめんと値引きしてくれてラッキーでした
足りないパーツはいつもお世話になってるACマインズに注文と言うか出向。
この日は感謝祭セールでセブンで行くつもりだったけどセブンの部品を買いに行く事になるとは。
無造作に陳列されるクライマックス
思財布の中身を確認してイカンイカン
展示車両には31フォーミュラと
51フォーミュラ
ツーリングカーの911をどうこうするよりフォーミュラ買っちゃえと囁きが聞こえる🤣
サンタさんどうかよろしく
そんなこんなで発送から5日で🇬🇧より到着。
メタルとピストンをボーリング屋さんへ。
今回のリプレイス用のと、次回の修繕に使える0.020mmオーバーサイズをどどっと注文。
ピストンもメタルもガスケットもオーバーホール
2回分が揃い安心のストック状態
エンジン加工も終わり準備万端
年内で組み上げてムニャムニャ....💤