クーペフィアットのDIY・エンジン整備に関するカスタム事例
2018年07月15日 01時05分
昔からの憧れのフェラーリ348、峠用ライトウェイトのロータスエリーゼ、冬を中心にレジャー用のセリカ、室内が広いファミリーカーとしてのクーペフィアットと使い分けています。ほとんどの整備も自分でやります。
クーペフィアットのタイミングベルト交換ついでにヘッドカバーも塗り直してみました。20年の歳月の流れを感じるくらいにあちこち塗装が剥がれてみすぼらしくなっていました。そこでまず、サンドブラストで旧塗膜を剥がします。外で衣装ケースの中でやりましたが、砂が飛び散りまくりでブラストブースが欲しくなります。
ブラスト完了したところで洗浄と脱脂をし、結晶塗料で塗装を行います。結晶塗料は工具屋のストレートさんで扱っているものです。塗装自体は普通のスプレー塗装です。乾きにくいという意見もあり、しかも塗膜が薄いと綺麗なシワ模様が出ないらしいので乾かしながら3回に分けて塗りました。
塗った後は30分くらい乾燥させて焼き付けに入ります。この段階ではあまり艶のない普通の塗装の仕上がりです。思ったより鮮やかな赤でこの段階ではちょっとがっかりしてます。(笑)
この塗料は焼き付け専用です。なので、塗った後には120℃で20分の焼き付け過程が必要です。これをしないと耐久性が全然ないし、そもそもあのシワがないと高い塗料を買った意味がありません…。
しかし焼き付けブースなんて持ってないので、段ボール箱とヒートガンで急拵えの焼き付け釜を作りました。15分くらいかかってやっと120℃に達しましたが、達してしまえば時々加熱してやるだけで120℃以上を維持できます。この状態で20分焼きました。
組んでみたとこ。超カッコイイ!